アジア株式市場全体が回復する中、韓国株式市場が16%急騰したことを受け、台湾株式市場も31日3200ポイント以上、8%を超える大幅上昇となった。市場の主導株である台積電(2330-TW)(TSM-US)が反発の旗を担い、取引時間中に珍しいストップ高(2425元)を記録した。これにより、すべての短期移動平均線を一気に回復し、指数上昇に1748ポイントを貢献した。

台積電が前回ストップ高を記録したのは昨年4月10日であり、当時はアメリカのトランプ大統領が関税政策の延期を発表したことで、台湾株式市場が反動的な急反発を見せた。今回は韓国市場のレバレッジ解消が一段落し、市場の調整売り圧力が明確に弱まり、加えてテクノロジー株に好材料が相次いだことで、国際市場の上昇に連動した形となった。

台積電は直近、熊本で発生したマグニチュード7.1の強震により一時操業を停止していた。しかし、同社が日本に保有するのは1つの工場のみで、月間生産能力は約2万枚、プロセスは28/22/16/12ナノメートルが中心であり、全体の生産能力に占める割合は3%未満である。売上高に占める日本工場の割合は2026年時点で約1%と見込まれており、今回の地震による事業への影響は限定的と評価されている。

今後の見通しについて、台積電は今後数年間の成長に強い自信を持っている。クラウドサービスプロバイダー(CSP)の投資規模と顧客需要から判断すると、世界中で新たなAI産業が形成されつつあり、半導体チップがその基盤技術であると強調している。特に、AI需要は2030年まで持続的に拡大すると楽観視している。

FACT BOX ・ 要点整理

  • 出典:PR Times
  • 分類:ニュース
  • 関連組織:TSMC / TSM-US