『バロンズ』は、輝達 (NVDA-US) が31日(金)に株価を2.9%上げ、1株あたり200.75米ドルで取引を終えたと報じています。これにより時価総額は4.86兆米ドルに達しました。アップルが決算発表後に株価を大幅に下げたタイミングで、輝達の時価総額が再びアップルを上回り、世界一の時価総額企業の座を奪還しました。

アップルは一時的に世界一の時価総額企業の座につきましたが、29日(木)に決算を発表した直後から売り圧力を受けました。30日(金)の取引中には株価が一時10%下落する場面もありましたが、終値では下げ幅をやや縮小し、時価総額は約4.51兆米ドルまで低下しました。

一方、アマゾン (AMZN-US) の決算と資本支出計画は、人工知能 (AI) ブームの中での輝達製チップの重要性を改めて浮き彫りにしました。

アマゾンは、年間資本支出の見通しを2,000億米ドルから2,200億米ドルに引き上げました。同時に、自社開発のAIチップと輝達製品との競合関係については控えめな姿勢を示しました。

アマゾンのCEOであるアンディ・ジャシー (Andrew R. Jassy) は決算説明会で、同社が輝達と引き続き深い協力関係を維持しており、クラウドコンピューティングプラットフォーム「AWS」を輝達製チップを最適に動作させる環境にしていくと述べました。彼は、将来にわたっても多数の顧客が引き続き輝達のプロセッサを採用していくだろうと指摘しています。

ただし、アマゾンの自社開発チップがもたらす潜在的な脅威は消えていません。最近の市場では、アマゾンがもともとAWS内部での使用を目的としていたTrainium AIチップを直接顧客に販売する可能性があると噂されています。これにより、アマゾンと輝達の競争範囲がさらに広がる可能性があります。

ジャシー氏は、AWSのクラウドサービスに加えて、単独でアマゾンのAIトレーニング技術やチップを求める顧客が増えていることを認めました。同社はこうした顧客と話し合いを行い、実現可能性を評価していると述べており、将来的にこのビジネスを展開する可能性があると語っています。

FACT BOX ・ 要点整理

  • 出典:PR Times
  • 分類:ニュース
  • 関連組織:Apple / Amazon / AWS
  • 製品・サービス:NVIDIA GPU / AIプロセッサ