労働基金は今年上半期、目覚ましい成績を収めました。6月末時点で、全体の基金規模は8兆8,955億円に達し、収益額は2兆2,024億円、累積収益率は28.46%となり、再び歴史最高記録を更新しました。台湾株式市場が4万6千ポイントの大台に乗せたことに加え、AI技術への需要が強かったことが要因です。新制度労退基金の一人当たり平均分配額は11.16万円に到達し、各基金の運用成績は着実に成長しています。
労働基金運用局が発表した最新の統計によると、2024年6月末時点での労働基金全体の規模は8兆8,955億円で、収益額は2兆2,024億円、収益率は28.46%、単月の収益は772億円となり、これもまた歴史最高を更新しました。
特に注目される新制度労退基金は、収益額が1兆5,278.6億円、収益率は28.19%を記録しました。現在、収益分配の対象となっている新制度労退の有効口座数は1,310万件であり、これを基に計算すると、一人当たりの平均分配額は11.16万円に達します。これにより、多くの労働者が実質的な利益を得ることになりました。
各基金の運用成績を見ると、性格や法的制約の違いから投資対象が異なり、収益も若干の差があります。旧制度労退基金は規模が1兆1,623億円で、収益率は40.74%と非常に高い水準です。労働保険基金は1兆6,821億円の規模で、収益率は25.17%。雇用保険基金は1,893億円、収益率1.94%。労災保険基金は390億円、収益率1%。未払い賃金立替基金は265億円、収益率15.64%です。また、厚生労働省の委託を受けて管理する国民年金保険基金は9,043億円の規模で、収益率は26.98%。農林水産省の委託を受ける農民退職基金は303億円、収益率36.96%を記録しています。
労金局は分析し、6月の台湾株式市場は激しい変動がありましたが、月間で3.11%上昇し、指数は4万6千ポイントの大台を突破しました。国際情勢や市場の利益確定売りの影響で変動があったものの、AI需要の持続的な拡大により、半導体およびそのサプライチェーンの業績は強気を維持しており、輸出の好調な実績とテクノロジー産業の健全な基盤が全体の市場を支えています。米国の金融政策や地政学的リスク、AI産業の発展などによるグローバル金融市場の変動の中でも、労働基金は専門的な運用を行い、長期的な投資成果を安定的に確保しています。
長期的なパフォーマンスを見ると、労働基金全体と国民年金基金の過去10年間の平均収益率はそれぞれ12.24%と12.35%、過去5年間では15.85%と15.62%となり、優れた耐震性と投資成果を示しています。
今後の見通しについて、労金局は7月8日に国際通貨基金(IMF)が発表した最新の世界経済見通し報告を引用し、2024年の世界経済成長率予測を4月の3.1%から3.0%に小幅下方修正したと指摘しました。報告では、中東戦争によるエネルギー価格の上昇と市場信頼感の低下がある一方で、AI投資の熱狂がテクノロジー需要を牽引し、世界経済の回復力を支えていると評価しています。しかし、中東情勢の悪化やAI市場の期待修正が今後の下振れリスクとして残っており、労金局は今後も世界的な政治経済の動向を注視し、労働者の退職資産を守っていくとしています。
FACT BOX ・ 要点整理
- 出典:PR Times
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