『バロンズ』が報じたところによると、テスラ(Tesla)(TSLA-US)の株価は月曜日(3日)に上昇し、3営業日連続で上昇を記録した。これは、第2四半期の財務報告発表後の下落局面を脱した動きだ。アメリカ合衆国運輸省傘下の国家道路交通安全局(NHTSA)が安全問題を巡って調査を開始したにもかかわらず、投資家の間で過度な懸念は広がっていない。
この電気自動車メーカーの株価は3.5%上昇し、322.08ドルで取引を終えた。一方、S&P 500指数とダウ工業平均株価指数はそれぞれ1.5%、1.3%上昇した。
テスラの株価が3営業日連続で上昇するのは今回が初めてではない。先週、同社の株価は1年ぶりに300ドルを割り込んだ。7月22日に発表された第2四半期の業績は市場予想を下回っており、その後6営業日連続で下落し、累計で20%以上下落していた。
CEOのイーロン・マスク氏が率いるテスラは、第2四半期の営業利益が約4億ドルにとどまり、ウォール街の当初予想より約13億ドル少なかった。
さらに、経営陣は投資家に対して、注目されている自動運転タクシー「Robotaxi」やロボットに関するAI開発計画の新たな情報をほとんど提供しなかった。
現在、市場の関心はコア事業である電気自動車よりも、テスラのAI開発の進捗度に移っている。月曜日の株価上昇は、この傾向を改めて示している。NHTSAは最近、100万台以上のテスラ車を対象に調査を開始し、フロントサスペンションの部品が走行中に脱落する可能性があると指摘している。これは、潜在的な危険な走行状態を引き起こすおそれがある。
過去には、こうした調査の報道がテスラの株価を短期間で下落させる要因となっていた。しかし、米国の自動車産業では、安全調査やリコールは日常的な運営の一部と見なされている。通常、NHTSAはまず調査を開始し、その後、潜在的な安全問題を修正するためにメーカーにリコールを要請するかどうかを判断する。
米国では毎年、数十の自動車メーカーが、数百万人の車両をさまざまな理由でリコールしている。これは車両の安全性を維持するための通常の手続きであり、リコールそのものが株価に大きな影響を与えることは稀である。自動車産業の投資家にとっては、注視すべき事項ではあるが、投資判断を変えるほどの重大な出来事とは見なされていない。
FACT BOX ・ 要点整理
- 出典:PR Times
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