中国の国営貿易商は先週金曜日(7月31日)、価格下落を受けてアメリカ産大豆を大規模に購入した。14~16隻の船に相当する約100万トンを一括で調達した。取引関係者によると、今回の異例の大量購入は価格要因に加え、習近平国家主席の9月の訪米計画や、米国との貿易合意履行の意図も関係しているとみられる。

ロイターは月曜日(3日)、アジアの取引関係者4人を引用し、1隻あたり約6万5000トンを積載する船で、10月の積み出しが予定されていると報じた。情報筋によれば、この取引は主に中国国家糧食備蓄集団(中儲糧)が担当した。

国際貿易会社に勤務するアジアのトレーダーは、中国が購入を拡大した主な理由として、先週のアメリカ産大豆価格の明確な下落を挙げた。また、習近平主席が9月にアメリカを訪問する予定であること、そして北京がワシントンに対して過去に約束した農産物購入の履行を進める意図もあると指摘した。

ホワイトハウスは昨年10月、中国が2028年末までに毎年2500万トンのアメリカ産大豆を購入することで合意したと発表している。しかし、今回の取引に先立つ2024年の中国の購入実績は400万トン強にとどまっており、年間目標には大きく届いていなかった。ドナルド・トランプ米大統領は7月下旬、習近平主席が9月24日にアメリカを訪問すると発言している。

情報筋によると、中国の買い手はメキシコ湾岸から輸出されるアメリカ産大豆に対して、シカゴ先物取引所(CBOT)の11月大豆先物契約比で1ブッシェルあたり3.03ドルのプレミアムを支払った。太平洋北西部からの輸出品には約3ドルのプレミアムが適用された。CBOTで最も取引量の多い大豆先物は先週5.2%下落しており、中国の国営貿易商にとっては割安なタイミングでの購入機会となった。

中儲糧と中糧集団(COFCO)は、取材に対してコメントを拒否し、購入の事実確認も行っていない。一方、中儲糧は先週金曜日に開催された入札会で、約50.4万トンの輸入大豆のうち半分を売却した。これは国家の穀物備蓄機関が、まもなく到着するアメリカ産大豆の受け入れに備えて在庫スペースを確保していることを示している。

市場の注目は、中国がアメリカ産大豆に課している追加関税を撤廃するかどうかにある。関税が撤廃されれば、中国の民間搾油業者も購入に参加する可能性が高まり、アメリカ産大豆の需要はさらに拡大するだろう。しかし、価格に敏感な民間の買い手にとって、アメリカ産大豆が他の産地と比べて競争力を持つかどうかは、現時点ではまだ不透明である。

FACT BOX ・ 要点整理

  • 出典:PR Times
  • 分類:ニュース
  • 原文内の日付:10月(積み出し)
  • 製品・サービス:アメリカ産大豆