アメリカ財務長官のベイソン氏は、火曜日(4日)にNHKの単独インタビューに応じ、日本銀行の植田和男総裁と15年以上の付き合いがあると語った。彼は、「植田総裁は日本経済にとって最も適切な経済政策を取ると確信している」と述べ、日銀の政策判断への信頼を示した。

ベイソン氏は、日本のインフレが高止まりしている要因として、円安とエネルギー価格の上昇を挙げた。しかし、「エネルギー価格が安定し、円の過度な弱さが是正されれば、インフレは緩やかになり、日本経済と円相場は『良性循環』に入るだろう」と述べた。この発言は、米国政府が9月17日から18日に開かれる日銀の金融政策会合での利上げを期待しているとの見方を強めている。

ベイソン氏は、長期にわたり日本での利上げを呼びかけてきたが、今回は為替介入と金融政策を明確に結びつけた。先週金曜日(7月31日)に日米が共同で円買い介入を実施したことを強調し、「これは1998年以来の日米共同介入であり、2011年以来の協調的為替介入だ」と説明した。この介入は、アジア諸国での通貨安競争や金融市場の混乱を防ぐ狙いがあるとされる。

彼は、「為替介入は一つのシグナルだが、為替相場の根本的な変化をもたらすのは金融政策そのものだ」と指摘。米国はニューヨーク連邦準備銀行を通じて、ユーロを売って円を購入する形で介入に参加したと明かした。この措置は、「日米の協力と信頼の象徴」であると同時に、日本の国債金利が急騰することで米国の長期金利も連動上昇するリスクを回避する狙いもあるという。

ベイソン氏は、8月末に開かれるG20財務相・中央銀行総裁会議で植田総裁と会談する予定だとし、「日本の国債がグローバルな金利基準としての役割を失ってはならない」と警告した。日米両国は、「日本国債の安全性と健全性」について一致していると強調した。

アナリストは、米国の介入は単に日本のためではなく、円のキャリートレードの反転や日本国債の大量売却が米国債市場に波及することへの懸念が背景にあると指摘する。短期的な為替の「赤線」は共同介入で示されたが、金利格差の問題は解決しておらず、日銀が9月に利上げするかどうかは、8月に発表される賃金データとコアインフレ率にかかっている。

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  • 出典:PR Times
  • 分類:ニュース
  • 関連組織:ニューヨーク連邦準備銀行