時序が8月に入り、消費電子市場は新製品発表のシーズンを迎えた。アップル(AAPL-US)の次世代製品が中心的な原動力となり、いわゆる「果実チェーン」の上下流企業は一斉に人材採用を加速させ、生産能力の増強に備えている。
昨年と比べると、今年の産業繁忙期は単なるライン作業員の大量募集にとどまらず、鴻海(2317-TW)などの大手ODM企業がエンジニア職の採用を拡大している点が特徴だ。
さらに、資本市場やサプライチェーン関係者は、アップル初の折りたたみ式スマートフォンの開発進捗に注目している。ブルーライテック(藍思科技)、精研科技などの業界大手は、すでに研究開発の最終段階、生産能力の拡張、量産出荷の準備という重要なフェーズに入っている。
『上海証券報』が5日(水)に報じたところによると、毎年8月から12月はiPhoneシリーズの出荷ピークであり、産業の繁忙期にあたる。現在、鴻海を主力とするODM企業はすでに採用のピーク期に入っている。
8月4日午前、鄭州航空港の雍州路と始祖路の交差点東北角にある鴻海鄭州総合保税園区の募集センター前では、鴻海工場の入り口に再び長蛇の列ができた。スーツケースを引いた若者たちが各地から集まり、まるで渡り鳥のようにこの製造工場へと入っていく。
「現在、生産ラインの人手需要が急速に増加しており、作業員の時給は28元(人民元、以下同)まで上昇している」と、鄭州富士康の求人仲介は語る。鄭州富士康の求人需要は主に製品の組立、テスト、品質検査などの基礎職種に集中しており、月間の総合収入は約5,000元。還元金制度を選択した場合、90日間在職すれば最大8,200元のボーナスが支給される。
この関係者は、8月10日頃に人手需要のピークを迎える見込みだとし、インセンティブ制度がさらに強化される可能性があると述べた。
今年の鴻海の採用計画には、多数の高規格エンジニア職が含まれている。鴻海公式求人アプリ「我要聘」では、自動化導入、RF分析、多軸制御ソフトウェア開発、SQE、現場IE、PEなどのエンジニア職が集中して募集されている。
注目に値するのは、一部の職種で「AI補助制御ソフトウェア開発者」「AR/VR眼鏡関連の実務経験者」を優先すると明記されており、給与は面談によるとしている。
さらに、鴻海の2026年卒向け新卒採用も、ビッグデータ、クラウドコンピューティング、プラットフォーム開発、AI、ソフトウェア・ハードウェア開発など先端分野を網羅しており、長期的な技術転換に向けた人材確保が期待されている。
一方、立訊精密(02475-HK)など他の企業も同時期に採用を進めている。募集職種には一般作業員や研究開発エンジニアなどが含まれる。昆山立訊は、錦渓園区での還元金が最大4,500元になると発表した。上海昌碩の人材資源プラットフォームは、8月から10月までの期間限定で、派遣作業員の時給を27元とし、月間の総合給与は4,800元から5,500元になると発表している。
FACT BOX ・ 要点整理
- 出典:PR Times
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