環宇 - KY(4991-TW) は今(5)日、オンラインでの決算説明会を開催し、AIデータセンター需要の拡大に伴い、光電ウェハ代工および自社ブランドの光電素子(AOC)の需要が強く、受注の見通しが2026年末まで確保されていることを明らかにした。全年の出荷見通しについても楽観的としている。
また、米国のトランプ政権が新型の中国製光収発器の輸入を禁止する動きを見せていることについて、環宇-KYの安寶信(アン・ポーシン)最高執行責任者兼社長は、『米国での生産体制を持つ当社にとって、これは大きな追い風になる可能性がある』と述べた。
同社は第2四半期の財務報告も公表した。第2四半期の売上高は7.7億円で、前四半期比7.8%増、前年同期比57.2%増となった。単四半期のマージンは43.3%で、前四半期比11.2ポイント低下、前年同期比5.5ポイント低下。税後純利益は1.1億円で、前四半期比43.8%減だが、前年同期比では672%増と大幅な改善を記録。1株利益(EPS)は0.92元だった。
安寶信社長は、第3四半期の売上高のさらなる成長に加え、マージンを44%~48%の水準で維持することを目指していると説明。現在の営業費用は750万~850万米ドルの範囲にある。受注残は2026年末まで見通せており、安定した生産体制が可能とされているが、リン化インジウム(InP)基板の供給不足により、生産能力が制約されている現状もある。
ただし、2026年内については材料の備蓄が十分であり、問題ないと見ている。2027年以降については、他の国々のサプライヤーとの連携を強化し、原料調達の多角化を進める方針だ。
第2四半期のマージン低下について、安寶信社長は『主に製品構成の変化とAOCの生産量低下が要因』と説明。第2四半期の製品構成は、RFウェハ代工が約23%、光電ウェハ代工が約10%、AOCが61%、その他が6%だった。2026年上半期の税後純利益は3億円で、前年同期は赤字だったことから黒字転換。上半期のEPSは2.58元となった。
また、海外メディアが報じた米国による中国製データセンター用光収発モジュールの輸入禁止について、中国の主要メーカーである中際旭創が影響を受ける可能性があるが、環宇-KYは米国に生産拠点を持つため、米系顧客からの調達先としての需要増が見込まれる。安寶信社長は『米国市場へのアクセスと信頼性の高さが当社の強み。今後のビジネス拡大に大きく貢献するだろう』と語った。
FACT BOX ・ 要点整理
- 出典:PR Times
- 分類:イベント