中国の雑誌『財経』は水曜日(5日)、複数の取引関係者を引用し、中国のAI大規模モデル企業DeepSeekが第二ラウンドの資金調達を再開したと報じました。調達額は500億元(人民元、以下同)を予定し、投前評価額は約5000億元で、8月下旬までの契約締結を目指しています。

報道によると、DeepSeekの今ラウンドの資金調達は7月中旬に開始され、7月末に投資家会議の議事録が外部に流出する騒動で一時中断しました。再開後は企業と交渉相手の双方が極力低調に進めることを求めており、一部の初期接触機関には再開の連絡がまだ届いていないとのことです。

DeepSeekの第一ラウンド資金調達は今年4月に開始され、6月に決済が完了しました。調達額は500億元、評価額は3500億元を超え、中国のAI大規模モデル企業として初回調達規模の記録を樹立しました。出資陣には創設者、ネット大手、産業資本が名を連ねています。梁文鋒氏が個人で約200億元を出資し、騰訊が100億元、寧德時代グループが50億元、京東、網易、IDGキャピタルがそれぞれ30億元を出資。礪思キャピタル、正心谷、拾象キャピタルなどが続投し、国家人工知能産業投資基金も参画しました。第一ラウンドの意向資金は1000億元を超え、出資枠は需要に対して不足する状況でした。

DeepSeekの第二ラウンド交渉リストには、第一ラウンドで落選した候補機関と既存株主の追加出資枠が含まれており、投前評価額は第一ラウンド比で約43%上昇しています。無事に決済が完了すれば、DeepSeekの累計調達額は1000億元を突破し、資金は次世代モデルの開発、計算インフラの整備、および商業化の推進に充てられる予定です。

低コストで高性能な技術路線と、推論・コード生成分野での優れた性能により、DeepSeekは中国の基盤モデル分野のベンチマーク的存在となっています。第二ラウンドの高評価は、国産の汎用人工知能(AGI)の長期的価値に対する資本市場の再評価を反映しています。

記事公開時点で、DeepSeekはメディアの取材に対してコメントを控えています。

FACT BOX ・ 要点整理

  • 出典:PR Times
  • 分類:資金調達
  • 製品・サービス:DeepSeek大規模言語モデル / AI推論エンジン