テスラは木曜日(6日)、Xプラットフォームで発表し、コードネーム「Terafab」の超大規模半導体工場をテキサス州グライムズ郡に建設すると正式に確認しました。この施設は、テスラとSpaceXの両社が抱えるAIおよび宇宙関連チップの需要に応えることを目的としています。
投稿では、「テスラとSpaceXのチップ需要は、現在および将来の世界的な生産能力をはるかに上回る」と強調しています。
Terafabは「史上最大規模のチップ製造施設」と位置づけられており、年間1テラワット(1TW)を超える演算能力の生産を目指しています。
現在のAIアクセラレータの消費電力レベルから推定すると、これは毎年数百万個のH100クラスのチップに相当し、自動運転FSDの学習処理、Optimusロボットの中枢、Starlink地上ステーションのデータ処理、そしてStarshipの航行制御システムに活用されます。
テキサス州知事のグレッグ・アボット氏も同時に声明を出し、Terafabの第1段階における資本支出は168億ドルを超え、3000人の雇用を創出すると発表しました。また、テキサス州企業基金はSpaceXに対して3000万ドルを助成し、協同的な立地展開を支援しています。
業界関係者は、テスラが自動車販売とエネルギー事業からの安定したキャッシュフローを活用して、垂直統合を推進していると解釈しています。これにより、TSMCやサムスンといった外部受託製造業者(ファウンドリー)の生産ボトルネックや、HBMメモリの供給制約を回避しようとしているのです。ただし、工場の着工から量産体制に入るまでには少なくとも3~5年かかるとされ、短期的にはAIチップの需給構造に大きな変化はないとされています。むしろ、2030年代の自動運転車やロボットの本格量産に向けて、生産能力を確保する布石とみられています。
アナリストらは、Terafabはまだ発表段階にあり、製造プロセスノードやEUV装置の調達先、共同出資パートナーなどの詳細は明らかになっていないと指摘しています。また、168億ドルの初期投資額は、インテルやTSMCが建設する工場の400億ドル超えに比べると小規模であり、初期段階の規模と評価されています。今後の展開としては、用地取得、水道・電力インフラ、労働力の確保、そしてASMLの設備納入スケジュールが実現可能かどうかが鍵となります。
FACT BOX ・ 要点整理
- 出典:PR Times
- 分類:新製品
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