『Seeking Alpha』が報じたところによると、テスラ(TSLA-US)は木曜日(6日)、同社が手掛ける大型チップ製造園区Terafabがアメリカ・テキサス州グライムズ郡に立地することを確認した。今年4月にはすでにテキサス州のギガファクトリー(Giga Texas)北園区にて、研究用ウェハファブの着工を開始しており、この施設がTerafabの前身となるという。初期投資額は168億ドルにのぼる。
簡単に言えば、Terafabとはテスラ、SpaceX(SPCX-US)、xAIが共同で開発する超大規模なAIチップ製造拠点であり、従来にない規模で最先端のAIチップを生産することを目指している。
Terafabは、「チップの街」として設計されており、チップ設計、ウェハ製造、メモリ生産、先進パッケージング、テストといった主要工程を、現在の業界慣行のように異なる企業や工場に分散させるのではなく、すべて同一園区内で一貫して行うことを目指している。
その目標は、毎年1テラワット(terawatt)を超えるAI処理能力を創出することであり、これによりテスラの電気自動車やOptimus人型ロボットに必要なチップを供給するとともに、SpaceXやxAIが計画する宇宙AIデータセンターおよびソーラーサテライトの支援も行う。
将来を見据えると、マスク氏率いる企業群は、AIチップの設計と製造を大規模に垂直統合することで、AIチップのコストを大幅に削減し、現在の世界的なチップ供給不足と将来の巨大な需要の間に存在するギャップを埋めることを目指している。
同社は、「テスラとSpaceXが将来的に必要とするチップの数量は、現在および将来の世界供給能力を大きく上回る。そのため、史上最大のチップ製造施設を建設しており、年間1テラワット以上のAI処理能力の生産を目指している」と述べている。
アナリストらは当初、Terafabの大規模な投資が半導体製造装置サプライチェーンの需要を押し上げるだろうとみており、インテル(INTC-US)、ASML(ASML-US)、アプリケーションマテリアルズ(AMAT-US)、ラムリサーチ(LRCX-US)、コヒーレント(KLAC-US)などの企業が恩恵を受ける可能性があると考えている。
FACT BOX ・ 要点整理
- 出典:PR Times
- 分類:新製品
- 関連組織:Tesla / SpaceX / xAI
- 製品・サービス:Terafab / AIチップ