日元の為替相場は、7月の強めの反発を経て、8月に入り再び弱含みの展開となった。米国と日本が1998年以来初めて協調して為替介入を行ったものの、その効果が薄れると、日元は再びG10諸国すべてを下回るパフォーマンスを記録した。

データによると、8月のドル/円は約0.9%下落し、7月の約3.2%の上昇分の一部を帳消しにした。介入前、日元は約164円まで円安が進み、40年ぶりの安値を付けたが、当局の介入により一時的に155円台まで円高に振れた。しかし、現在は再び158.85円前後まで円安が進行している。

分析によれば、日本当局は7月30日31日にそれぞれ約530億ドル、340億ドルを投じて介入を実施。7月30日の介入額が確定すれば、これは史上最大の単日介入額となる可能性がある。

高盛と野村證券のアナリストは、日元が引き続き下落圧力を受ける主因として、米日間の大きな金利差、日本の財政支出への懸念、そして地政学的不確実性を挙げている。米国と日本の当局が再介入の用意があると警告しているものの、アナリストらは、世界的な環境や政策に大きな変化がなければ、日元の下落圧力は続くと見ている。

また、日本銀行が公表した7月の会合意見要旨では、インフレリスクが高まっていることが示され、一部の委員からは利上げの加速を提言する声も上がっている。現在の為替市場では、9月に利上げが実施される確率を約63%と予想しており、10月の利上げはほぼ織り込まれている状態だ。

現在、日本では盂蘭盆節の休暇期間中であり、市場参加者が減少し、流動性が低下している。トレーダーたちは、当局がこの流動性の薄い時期を狙って、再び為替介入を行う可能性を警戒している。

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  • 出典:PR Times
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