金価格は7週間ぶりの高値に達した後、月曜日(10日)は横ばいとなった。これは、投資家が前週の強含み上昇後に利益確定売りを実施したためである。同時に、市場は今週発表予定の米国インフレデータに注目しており、FRB(連邦準備制度理事会)の利上げ路線に関する新たな手がかりを得ようとしている。
台北時間13時29分現在、現物金は約0.2%下げ、1オンスあたり約4333米ドル。米国金先物も4390米ドルまで下落した。市場アナリストは、これは価格の大幅上昇後の自然な安定過程であり、市場心理に大きな変化があるわけではないと指摘。短期的には4300米ドルを下回らない水準での推移が予想される。
金価格は先週金曜日、6月17日以来の高値を更新した。背景には、米国7月の非農業部門雇用者数が予想外の低迷を示したことにある。失業の兆候が見られるだけでなく、過去2か月分のデータも大幅に下方修正された。この弱い雇用統計を受け、9月の利上げ予想が大きく後退。先物市場では利上げの可能性が50%未満に低下した。金は利回りを生まない資産のため、金利が低い環境では保有コストが下がり、相対的に魅力が高まる。
今週の焦点は、水曜日に発表予定の消費者物価指数(CPI)と生産者物価指数(PPI)にある。インフレデータが軟化すれば、FRBがより緩和的な政策を取る可能性が高まり、金価格のさらなる上昇を後押しするだろう。
また、地政学的リスクも引き続きリスクオフ需要を支えている。イランは、ホルムズ海峡に新たな航路を設定するオマーンとの協議が最終段階に近づいていると発表したが、米国が複数の条件を満たさない限り、戦略的水路の再開は行わないとの立場を再確認した。
アナリストは、不確実性が金価格を支えているものの、情勢の悪化で原油価格が急騰すれば、インフレ圧力が高まり、FRBの緩和ペースに影響を与える可能性があると警告している。
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- 出典:PR Times
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