2026年の夏、全球自動車産業の舞台で、ついに中国の輝かしい瞬間が訪れた。
中国の老舗自主車メーカーである奇瑞(09973-HK)が、今年、強気に全球トップ10の自動車メーカーに名を連ね、アメリカのフォード(F-US)を抑え、第9位にランクインした。奇瑞は、正式に全球自動車産業の『主のテーブル』に着席したのである。
全球トップ10のリストに、初めて同時に3つの中国自動車メーカー——比亜迪(002594-CN)、吉利(00175-HK)、奇瑞——が登場した。百年以上続いた全球自動車産業の構図が、ここに大きく塗り替えられたのである。
1. 中国の自動車販売台数、17年連続世界一
中国乗用車市場情報連合会(CPCA)の秘書長・崔東樹氏は、中国自動車市場が世界に与える影響は極めて大きいと指摘している。
2016年から2022年まで、中国の自動車市場は全球市場の約30%を占めていた。2021年以降、中国自動車は新エネルギー車の追い風を受け、急速に台頭し、シェアは年々上昇している。
世界自動車工業会連合会(OICA)の統計によると、2025年の全球自動車販売台数は9,689万台。そのうち中国の販売台数は3,435万台で、比率は35.4%に達している。
これは中国の自動車販売規模が、3年連続で3,000万台以上を維持し、17年連続で世界一となったことを意味する。
もちろん、ここでいう「中国の自動車」とは合弁ブランドの販売も含んでおり、純粋な中国ブランドの販売台数ではないという指摘もあるだろう。
しかし事実として、中国ブランドのみの販売台数を計算しても、すでに世界一なのである。
データによると、2025年の中国ブランドの全球累計販売台数は2,700万台に達し、約10%の伸びを記録。史上初めて日本の自動車メーカー(販売台数約2,500万台)を上回り、世界一となった。
2000年以来、日本の自動車メーカーが初めて販売台数首位の座を明け渡したことは、全球自動車産業の大きな転換点である。
2. 全球トップ10の自動車メーカーに、中国が3社も進出
2026年に入り、中国自動車の勢いはさらに強まっている。これは、全球トップ10の構図が劇的に変化したことに明らかである。
過去数十年間、中国の自動車メーカーが全球トップ10に入るどころか、国内でトップ10に入るだけでも、大きなニュースだった。
2023年、比亜迪が302万台を販売し、中国の自動車メーカーとして初めて全球トップ10入りを果たした。2024年には、吉利グループが334万台を販売し、これも全球トップ10入りを達成した。
この時点で、全球トップ10の自動車メーカーに、中国勢が2社進出していた。
今年の上半期、中国自動車業界にさらなる朗報が届いた。上半期の奇瑞グループの全球販売シェアは4.1%に達し、全球トップ10入りを果たし、フォードを抑えて第9位となった。
また、比亜迪のシェアは4.8%で第6位、吉利グループは4.6%で第7位となった。
全球販売トップ10の自動車メーカーに、初めて同時に3つの中国の自主ブランド企業が名を連ねた。アメリカも3社、日本が2社、韓国とドイツがそれぞれ1社ずつである。
かつて欧米日韓に独占されていた『主のテーブル』に、中国がついに3席を確保したのである。
3. 奇瑞の驚異的な成長と、輸出販売での王者ぶり
過去数年間、奇瑞の販売台数の伸びは非常に顕著である。2020年には、販売台数は73万台にすぎなかった。
2021年には32%の大幅増となり、まだ100万台未満の96万台であった。2022年には123万台で100万台を突破、2023年には188万台まで暴騰した。
2024年、奇瑞は爆発的な成長を遂げ、販売台数は一気に260万台に達した。2025年にはさらに280万台まで増加した。
わずか5年間で、販売台数はほぼ4倍に拡大した。2026年に入り、奇瑞はさらに全球トップ10入りを果たした。
販売台数の伸び以上に注目すべきは、奇瑞の販売構造と自動車輸出の実績である。
2025年、奇瑞の海外販売台数は134万台で、総販売に占める割合はほぼ半分であり、23年連続で中国ブランドの自動車輸出ナンバーワンを維持している。
2026年に入り、奇瑞の海外販売はさらに加速し、7月の輸出台数は202,533台に達し、前年同月比で70.1%増加。中国の自動車メーカーとして初めて、単月輸出20万台を突破した。
海外販売が総販売に占める割合は73%を超え、中国国内販売の補完ではなく、全体の成長を決定づける主戦場となっている。
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- 出典:PR Times
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