散熱メーカーの奇鋐(3017-TW)は本日(12日)、決算説明会を開催し、2024年上期の税後純利益が174.83億元に達したと発表しました。これは前年同期比で1倍以上増加したもので、1株当たり純利益は44.54元です。奇鋐は、GPU製品の量産開始に加え、ASIC水冷製品が第四四半期に大きく収益に貢献するとして、「業績はますます良くなっていく」とし、下期は四半期ごとに業績が増加していくと見込んでいます。

奇鋐によると、第三四半期の成長の主な要因はGPU顧客からの追加受注と、ASIC分野での顧客注文の増加です。8月と9月の状況は7月を上回っており、GPU製品は第三四半期末から段階的に量産入りする見込みです。また、ASIC水冷プロジェクトは第四四半期に大量生産に入り、収益に大きく貢献すると期待されています。このため、下期の業績は上期を上回ると楽観視されています。

生産能力に関して、奇鋐は現在、水冷板の月産能力が約100万枚、Rack Manifold(分岐管)が月7000本あり、これは3000~4000台のラックに対応可能です。顧客の需要が強いため、水冷製品の増産を進め、2025年には関連製品の生産能力を50%拡大する計画です。

資本支出については、2024年150億元の規模を維持しており、今後の需要増加に対応するため、2025年にはさらに増額する予定です。

第二四半期の業績は、売上高491.21億元で、前四半期比0.17%増、前年比65.98%増。売上総利益率は32.57%(前四半期比2.8ポイント増、前年比8.16ポイント増)、営業利益率は27.44%(前四半期比2.93ポイント増、前年比10.23ポイント増)、税後純利益は95.67億元(前四半期比20.86%増、前年比1.39倍増)で、1株当たり純利益は24.37元でした。

2024年上期の累計売上高は981.59億元(前年比85.46%増)、売上総利益率31.17%(前年比6.13ポイント増)、営業利益率25.97%(前年比8.11ポイント増)、税後純利益174.83億元(前年比1.42倍増)、1株当たり純利益44.54元です。

製品構成では、上期の放熱およびケース製品の売上は818.8億元(前年比1.04倍増)で、全体の83.4%を占め、その中でも放熱製品が最大の成長要因でした。用途別では、サーバー向け売上が649.19億元(前年比1.53倍増)で、売上構成比66.1%を占め、マージン改善を牽引しました。

FACT BOX ・ 要点整理

  • 出典:PR Times
  • 分類:ニュース
  • 製品・サービス:Rack Manifold / GPU冷却ソリューション