世界最大の主権財富基金であるノルウェーの2.3兆ドル規模の基金は、2023年上半期に1820億ドル以上の利益を上げ、報酬率9.4%を記録した。この好成績は、特にアジアのテクノロジー株の好調なパフォーマンスが牽引した。

同基金は、上半期の業績発表に合わせて、イーロン・マスク氏が率いるSpaceX(SPCX-US)の株式を約0.05%保有していることを初めて公表した。その時価は12億ドル以上に上る。

現在、ノルウェー主権財富基金のSpaceXへの投資規模は、他の主要保有銘柄に比べて依然として小さい。2023年6月30日時点で、同基金はNVIDIA(NVDA-US)の1.3%618億ドル相当)、Apple(AAPL-US)の1.2%527億ドル相当)を保有している。

ノルウェー主権財富基金は1990年代に設立され、ノルウェーの石油・天然ガス産業からの収益を主な原資としており、ノルウェー中央銀行の投資管理部門(Norges Bank Investment Management、NBIM)が運用を担当している。現在の基金規模は約2.34兆ドルで、50以上の国にまたがる7000社以上の企業に投資しており、上場株式の約1.5%を保有している。

NBIMのCEOであるニコライ・タンゲン氏は、「この業績は主に株式市場の良好なリターンによるもので、特にアジアのテクノロジー株が顕著に貢献した」と述べた。

投資ポートフォリオのうち、株式は3分の2以上を占めており、残りは債券、不動産、再生可能エネルギーインフラなどに分散されている。NBIMの投資の約40%は米国株に集中しており、時価総額ベースでの最大保有銘柄はNVIDIA、Apple、Microsoft(MSFT-US)となっている。

FACT BOX ・ 要点整理

  • 出典:PR Times
  • 分類:財經
  • 関連組織:SpaceX