『バロンズ』誌によると、マイクロン・テクノロジー(MU-US)の株価は12日(現地時間)、他の半導体株とともに上昇したが、主要ライバルであるSKハイニクス(SKHY-US)やサムスン電子(Samsung Electronics)に比べてその伸びは小さかった。この違いの理由は、おそらくシンガポールに関係している。

マイクロンの株価は水曜日に4.92%上昇し、此前6週間にわたる大幅な下落からの反発を続けた。今年に入ってからは株価が175%上昇しているものの、市場がチップ価格の持続性に懸念を抱いていることから、過去1カ月間では約10%下落している。

しかし、韓国の競合企業であるSKハイニクスのパフォーマンスはさらに強かった。同社はウォール街のアナリストたちからも注目されている人気銘柄だ。SKハイニクスのADR(米国預託証券)は水曜日に9%上昇し、韓国市場で取引される株式は5.5%上昇した。

SKハイニクスの株価急騰は、韓国の『アジア経済日報』(Asia Business Daily)が、4000億ドル規模の資産を運用するシンガポールの政府系投資会社テマセク(Temasek)が、同社への直接投資を計画しており、現在投資タイミングを検討していると報じたことがきっかけだった。

この報道では、テマセクが半導体メーカーのサムスン電子にも投資を計画しているとも伝えられており、これによりサムスンの株価は水曜日にソウル市場で6.7%上昇した。このニュースは韓国株式市場全体を押し上げ、KOSPI指数は3.7%上昇した。

テマセクの広報担当者は『バロンズ』に対し、韓国政府に投資タイミングについて助言を求めたことはないと述べた。また、『アジアビジネスデイリー』が報じたように、テマセクがSKハイニクスやサムスン電子、あるいは韓国株式市場に投資するのは今回が初めてではないとも説明した。

テマセクは、現在これらの企業に対して新たな投資を検討しているか、またはすでに投資を実行しているかどうかについては、肯定も否定もしていない。

もしテマセクの投資決定が事実と確認されれば、最近売り浴びせられていた半導体株へのさらなる資金流入を促し、SKハイニクスの反発を加速させる可能性がある。これはマイクロンにとっても良い影響を与えるだろう。なぜなら、メモリ産業全体の市場センチメントが改善するためだ。

FACT BOX ・ 要点整理

  • 出典:PR Times
  • 分類:ニュース
  • 関連組織:SK Hynix / Samsung Electronics / Temasek Holdings
  • 製品・サービス:DRAM / NANDフラッシュメモリ