鴻海(2317-TW)は本日(12日)、法人事業説明会を開催した。財務長の黄徳才氏は、AIサーバー需要が引き続き強勁なため、2025年の年間資本支出は前年比3割以上増加すると予測した。投資リターンの観点からは、前期の投資が段階的に営業成果に反映されており、営業利益およびEBITDAの成長率が売上高の成長を上回っていることから、資本投入が規模経済と収益力の向上を促していることが明らかになった。

黄徳才氏は、2024年の資本支出が約1363億元(前年比246億元増)であり、2025年にはさらに約1738億元(前年比374億元増)に拡大すると説明した。2024年の営業利益は2592億元(前年比586億元増)に達し、2025年上半期の営業利益は1705億元(前年比674億元増)と、売上成長を上回る利益成長が継続している。これは、過去の資本支出がより大きな規模の経済効果と収益力の強化に転化していることを示している。

現金創出能力についても、資本支出に対するリターンが明確に現れている。鴻海の2025年EBITDAは約3570億元(前年比685億元増)と予測され、2025年上半期のEBITDAは2277億元(前年比776億元増)に達した。この成長率は資本支出の伸びを上回っており、コア事業による現金創出力が持続的に向上していることを示している。

黄徳才氏は、AI関連事業の成長、グローバルな製造拠点の拡大、自動化需要の高まりを背景に、資本支出の規模が継続的に増加していると述べた。2025年上半期の資本支出は約809億元(前年比37億元増)であり、年間ベースでも3割以上の増加が見込まれている。主な投資先は、AIサーバーのラック、液冷、テストなどのキーパフォーマンス設備、およびグローバルな製造・自動化ネットワークの構築である。

グローバル生産拡大に関して、鴻海は台湾、アメリカ、メキシコ、ベトナムなどの生産能力を継続的に拡充している。また、米国顧客の現地化要請に応えるため、テキサス州、ウィスコンシン州、オハイオ州、カリフォルニア州における研究開発および製造能力を拡大している。現在、鴻海のグローバルネットワークは24カ国に及び、240以上の拠点を有している。

FACT BOX ・ 要点整理

  • 出典:PR Times
  • 分類:財務
  • 製品・サービス:AIサーバー機器 / 液冷システム