金価格は金曜日(14日)に小幅下落し、今週記録した十週間ぶりの高値を付けた後、調整局面に入った。投資家が強めの上昇後、利益確定売りを実行したことに加え、中東の地政学的緊張と米連邦準備制度(FRB)の今後の政策動向に関する不確実性が高まっていることが背景にある。

現物金はアジア時間の午後に0.4%下落し、1オンスあたり4,334.48ドルとなった。金先物も0.7%下落し、4,390.30ドルを記録した。本日の下落にもかかわらず、金価格は今週で2週連続の週間上昇となる見通しだ。

金価格を支えている主な要因は、米国が発表した最近の経済指標にある。7月の生産者物価指数(PPI)と消費者物価指数(CPI)はいずれもインフレ圧力が比較的抑えられていることを示しており、特にPPIは市場予想を下回った。

オーストラリア・ニュージーランド銀行(ANZ)は、この結果がFRBが9月に金利を据え置く可能性を高めていると指摘している。現在、市場は9月の利上げ確率を約3分の1と予想しており、投資家は今後予定されているジャクソンホールでの中央銀行年次会合で、FRB議長ケビン・ワーシュ氏の発言を注目している。

しかし、インフレ見通しは依然として中東情勢と密接に関連している。米国とイランの間で、衝突終結とホルムズ海峡の再開を目指す取り組みが膠着状態にある。米国がイランに対して無期限の海上封鎖を実施すると脅し、同地域でのタンカー襲撃事件が相次ぐ中、エネルギー供給の途絶リスクは継続している。

分析によれば、もし衝突が再燃し、原油価格が上昇すれば、インフレが再び加速する可能性があり、FRBがより緊縮的な金融政策を採らざるを得なくなる。一方で、海上航路が維持され続ければ、2月下旬の米伊戦争勃発以来のインフレリスクを和らげる可能性がある。

技術面では、金価格は最近、重要な節目である100日移動平均線を一時的に突破したが、その後の利益確定売りの圧力により、再びこの水準を下回った。それでも、金価格は4,000ドルという心理的節目の上方で支えられており、これは投資家の需要回復と、各国中央銀行(特に中国)の強力な買い支えによるものだ。

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  • 出典:PR Times
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