光通信メーカーの威世波(7930-TW)は2026年上期の連結税後純利益を616万元と発表しました。これは前年同期から黒字転換したもので、1株当たり税後純利益は0.19元となりました。上期の合併売上高は4.77億元に達し、前年比で47%の増収です。威世波は、AIデータセンターおよび高速光通信市場の需要が継続的に高まっていることに支えられ、高速光通信製品の出荷が安定的に伸び、事業規模が拡大していると説明しています。

同社は、上期において一部の原材料価格が上昇し、短期的には粗利益率に影響を与えたと指摘。また、高出力CWレーザーなどの新製品開発、顧客開拓、人材の拡充、および新規株式公開準備(興櫃)への取り組みにより、営業費用も増加しています。しかし、それでもなお、当社帰属の税後純利益は前年同期比で黒字に転じました。

CWレーザーはシリコンフォトニクスおよびCPOアーキテクチャの重要なコア部品であり、同社は高出力CWレーザーの開発、サンプル提供、顧客認証を継続的に推進しています。原材料コストの上昇にもかかわらず、顧客との価格調整交渉を進めるとともに、新製品の量産化が進むことで、粗利益率の改善が期待されるとしています。

AIデータセンターおよび高速光通信市場の機会を捉えるため、威世波の中壢新工場は2026年第4四半期(約10月)に正式に稼働する予定です。ここではCWレーザーチップおよびチップオンキャリア(CoC)の先進パッケージング生産ラインが設置され、少量生産を開始します。これにより、CWレーザーチップからCoC、800G・1.6T高速光モジュールまでの一貫生産体制が強化されます。

今後の見通しとして、威世波は800G、1.6T、CPO、シリコンフォトニクスの需要がさらに成長すると予測しています。同社は高出力CWレーザーおよび高速光モジュールの開発に加え、次世代製品であるオプティカルエンジン(光エンジン)への展開も進め、将来の成長機会を拡大していくとしています。また、顧客認証の進展、量産化の開始、新規生産能力の順次稼働に伴い、高付加価値製品の比率が向上し、製品構成と収益力の最適化が進む見込みです。これは2027年の業績成長の基盤となると期待されています。

FACT BOX ・ 要点整理

  • 出典:PR Times
  • 分類:新製品
  • 製品・サービス:CW Laser