9月一向は米国株式市場で最も弱い月とされており、MarketWatchのコラムニストであるMark Hulbert氏は、投資家は警戒すべきだと指摘している。研究によれば、夏の終わりに近づくと、カフェでは南瓜風味のラテの販売を強化し始めるが、それに伴い消費者の気分も夏の終焉とともに徐々に落ち込んでいく。この心理的変化が、株式市場の弱含みにつながっている可能性があるという。

ダウ・ジョーンズの市場データを分析すると、9月は確かに米国株式市場でリターンが最も低い月であることが明らかになっている。ダウ工業平均株価が1890年代末に創設されて以来、9月に株価が上昇した確率は43%にとどまり、他の11ヶ月60%と比べて明らかに低い。さらに、9月の平均リターンは-1.1%であるのに対し、他の月の平均は0.8%の上昇となっている。この差は統計的に95%の信頼水準で有意である。

投資家にとって、9月が最もパフォーマンスの悪い月であることは長年の謎であり、統計学者も、合理的な説明がないまま過去データに依存して9月の下落を予想することはリスクが高いと警告している。

しかしHulbert氏は、『南瓜スパイスラテ効果』がその一因を説明する可能性があると指摘する。

心理学者によれば、夏から秋への移行期に見られる気分の低下は、季節性感情障害(SAD)の一形態であるとされる。そして、SADは株式市場に大きな影響を与えることが分かっており、『季節的資産配分:共通基金の資金流入からの証拠』という研究では、株式市場とSADの間に強い逆相関があることが示されている。

英属コロンビア大学(UBC)の憂鬱症研究教授であるRaymond Lam氏は、SADの症状は通常1月や2月の冬の時期に注目されるが、株式市場に影響を与えるのはSADの絶対的な強さではなく、月ごとの変化の大きさであると指摘する。特に8月から9月にかけてのSADの悪化は、年間で最も急激なものであるという。

ただし、統計データはあくまで傾向を示しており、今年の9月に必ず市場が下落するとは限らない。実際、ダウ平均は直近2回の9月で上昇している。確かなのは、12ヶ月の中で9月が株価上昇の確率が最も低い月であるということだ。

FACT BOX ・ 要点整理

  • 出典:PR Times
  • 分類:調査
  • 関連組織:MarketWatch / UBC(英属コロンビア大学)
  • 原文内の日付:8月から9月
  • 製品・サービス:南瓜スパイスラテ / 投資分析サービス