AI熱潮が全球の算力需要を引き起こし、瑞銀の高級アジア・中国経済分析師鄧維慎氏は、台湾が全球AIハードウェア供給鏈の核心的地位を占め、輸出増加率が世界をリードしていると指摘。サーバーやGPU運算モジュールの輸出が強力で、投資や内需、伝統産業にも波及効果が広がっている。2024年上半期の税収が大幅に増加し、財政緩衝を提供。アメリカ以外の市場からの輸出貢献が増加し、経済の柔軟性が向上。瑞銀は2024年の経済成長率を11%、2025年は4.3%と予測。
AI熱潮開始以来、台湾の輸出は驚異的な成長を遂げ、2024年は10%近く増加、2025年は35%近く増加。1-7月は44.7%増加し、アメリカ向け輸出は60%以上増加。鄧氏は台湾が全球AIハードウェア供給鏈の核心的地位を占め、アメリカのAIハードウェア輸入の最大供給源となっていると指摘。
この輸出の好調は実体投資に迅速に転化。機械設備などの資本財輸入が新高を更新し、企業の投資が加速。零売販売増加率が多年高水準に上昇し、金属や機械などの伝統非科技産業の生産額も回復。財政面では、輸出と企業利益の増加により、2024年上半期の税収が大幅に増加。過去10年間、政府予算はほぼ毎年黒字を記録。
輸出構造に重要な変化が起きている。AI熱潮初期の成長はアメリカが主導したが、2024年1-7月、新加坡、中国本土、アイルランドなど10の市場からの輸出貢献がアメリカを上回った。これは供給鏈の延伸と新たなAI資本支出が各地で実現していることを反映。台湾のGPUモジュールとAIサーバー供給の主導地位が、アメリカ以外のデータセンター建設を推進し、輸出の新たな成長貢献源となる。
FACT BOX ・ 要点整理
- 出典:PR Times
- 分類:調査