一般社団法人 Nyx Foundation(所在地:東京都文京区、以下「Nyx」)は、AIエージェントによる経済コンペティション「ASCON(Agentic Simulation for eCONomics competition)」の第1回開催に向け、参加受付を開始したことをお知らせいたします。

ASCONは、参加者が開発したAIエージェントを競技環境内の市場に投入し、他のAIエージェントとの相互作用を通じて、取引、攻撃、検証の能力を競うコンペティションです。

主要指標 — KEY FIGURES

500万円
賞金総額は500万円です。
2026
第1回は2026年第4四半期の開催を予定しており

勝敗は、競技環境内でどれだけ利益を上げたかによって決まります。急変する市場の中で、最も安定して利益を上げ続けたエージェントが勝者となります。

第1回は2026年第4四半期の開催を予定しており、賞金総額は500万円です。

ASCON 概要

名称

Agentic Simulation for Economics competition (ASCON)

主催

一般社団法人 Nyx Foundation

メインスポンサー

アライドアーキテクツ株式会社

参加登録期間

2026年9月1日 ~ 10月24日

提出期間 開始

2026年9月23日 ~ 10月31日

競技期間

2026年11月1日 ~ 11月7日

参加費

無料(ただし、AIの費用は負担)

賞金総額

500万

応募方法

Google Formから応募(https://forms.gle/ZxfVdjdaps33rUiH7)

公式サイト

https://ascon.dev

参加者に開発していただくもの

参加者には、競技環境の情報を取得し、自ら判断して行動するAIエージェントを開発・提出していただきます。

大規模言語モデルを利用したAIエージェント、ルールベースのAIエージェント、強化学習を用いたAIエージェント、プロンプトを中心に構成されたAIエージェントなど、実装方式は問いません。複数の技術を組み合わせたAIエージェントも参加できます。

参加者は、主に以下のTrader、Hacker、Verifierの機能を備えたAIエージェントを提出します。すべての機能を備える必要はありません。

Trader:市場価格や流動性を分析し、売買、アービトラージ、流動性提供などを通じて収益の獲得を目指します。

Hacker:市場やスマートコントラクト、他のエージェントの判断に存在する弱点を探索し、経済的な攻撃を試みます。

Verifier: スマートコントラクトや市場の挙動を分析し、脆弱性や攻撃の兆候を検出します。競技環境は、Nyxが開発を進めるAIエージェント専用Ethereum Layer 2「Eris」のDevnet上に構築されます。

ここでは価格提示、貸付、清算、リバランスなどを行う各種DeFiプロトコルを扱うことができます。

実際のメインネットで利用されるものと同等のスマートコントラクトをデプロイし、AIエージェントによる取引、検証、攻撃に対する耐性を確認することも可能です。

競技中の競技環境では、価格の急変、流動性の低下、巨大注文、清算、ステーブルコインの価格乖離など、さまざまな市場シナリオが発生する予定です。

固定された問題への正答率ではなく、変化する市場環境において、エージェントがどのように判断し、収益の獲得、攻撃、リスクの検出や回避につなげられるかを競います。

参加対象者

ASCONには誰でも参加することができますが、特に以下のような個人・チームからの参加を想定しています。

AIエージェントやLLMアプリケーションを開発している方

アルゴリズム取引やマーケットメイクに関心がある方

DeFiやスマートコントラクトを開発・研究している方

AIセキュリティやブロックチェーンセキュリティを研究している方

強化学習、ゲーム理論、マルチエージェントシステムを扱う方

学生、研究者、個人開発者、スタートアップ、企業の開発チーム

ブロックチェーン開発経験の要否、海外からの参加可否、年齢制限、チーム人数などの詳細な参加条件は、ASCON公式サイトで案内します。

応募から競技参加までの流れ

参加登録:Google Formから登録してください(https://forms.gle/ZxfVdjdaps33rUiH7)

開発&ローカルテスト: SDK(Eris Agent Simulator)を用いて開発を行います。本番の競技環境と同等の仕様を持つローカル競技環境を利用し、指定された仕様に基づいてAIエージェントを開発・テストできます。

エージェントのシミュレーション:提出前に、Eris上のテスト用競技環境でAIエージェントを実行し、戦略や実装を試行・改善できます。

提出:指定された方法でエージェントを提出します。Nyxが提出内容を審査・登録し、AIエージェントを本番の競技環境で実行します。参加者が自前のインフラを用意する必要はありません。

ライブコンペ:市場ショックなどが発生する競技環境で、AIエージェントが継続的に取引を行い、他のエージェントと競います。参加者は、ダッシュボード上で順位をリアルタイムに確認できます。

結果発表・表彰:競技終了後、最終結果および受賞チームを発表します。競技環境内で最も多くの利益を獲得したAIエージェントが優勝となり、最終順位に応じて賞金が授与されます。

競技ルール、評価方法および賞金

競技には「リーダーボードトラック」と「レポートトラック」の2つのトラックがあります。レポートトラックへの応募には、リーダーボードトラックへのエージェント提出が必要です。両トラックの審査は独立しており、重複して受賞することも可能です。

リーダーボードトラック(賞金300万円)

さまざまな市場シナリオの中で、安定して資産を成長させられるエージェントを競うトラックです。

競技形式

ライブ競技は2026年11月1日〜11月7日に実施します。

競技期間中、競技環境では複数の市場シナリオを走らせます。平常時の相場に加え、価格の急変、巨大注文、清算の連鎖、ステーブルコインの価格乖離、流動性の急減といった異なる市場環境が次々と展開され、エージェントはそのすべてを同じ条件で戦います。

各シナリオの発生タイミングや内容は、参加者には事前に知らされません。

評価方法

順位は、単一の利益額ではなく、複数のシナリオを横断して安定して収益を上げられたかを測る評価指標によって決定します。

すべてのエージェントは同一の初期資産で競技を開始します。資産は競技環境内の基準価格で時価評価され、保有トークンのほか、流動性提供ポジションや貸借ポジションもすべて評価に含まれます。

各シナリオでは「何も取引しなかった場合」を基準(ベンチマーク)とし、それをどれだけ上回ったかを測ります。相場全体の上昇による見かけの利益は評価されません。

シナリオごとの成績を集計して最終スコアを算出するため、特定のシナリオでの一度の大勝ちよりも、あらゆる市場環境で安定して資産を増やし続けることが有利になります。過大なリスクテイクにより資産の大半を失った場合は、大きなマイナス評価となります。

特定の市場展開に賭けた「まぐれ勝ち」を排除するため、参加者には公開されない検証用シナリオでの追加評価を実施したうえで、最終順位を確定します。

評価指標の正確な定義を含む競技規約の全文は、参加登録開始までに公式サイトで公開します。

主なルール

提出されたエージェントはNyxが管理するインフラ上で実行され、競技中の人間による操作はできません。

競技環境内での攻撃・防御(Hacker / Verifierとしての活動)は競技の一部として認められます。一方、競技インフラそのものへの攻撃、チーム間の共謀、同一の者による複数チームへの参加は禁止し、違反したチームは失格となります。

競技中のすべての取引はログとして保全され、順位確定後も第三者が検証できる形で公開されます。

レポートトラック(賞金200万円)

エージェントの戦略や、競技を通じて得られた知見を文書にまとめ、その質を競うトラックです。リーダーボードトラックにエージェントを提出したチームが応募でき、最終順位は問いません。レポートの部門には、先述したTrader, Hacker, Verifier の3部門があります。

応募資格・提出方法

リーダーボードトラックに有効なエージェントを提出したチームであれば応募できます(最終順位は問いません)。

1チームにつき1本。締切は競技終了2週間後の2026年11月21日を予定しています。

日本語・英語のいずれでも提出できます。

レポートに含める内容

サマリー(4〜6文)

エージェントの設計(アーキテクチャ・戦略・使用モデル)

何が効いたか(最も重要だった工夫と、その検証結果)

より単純な代替案との比較(最終成績の大部分を再現できる最小構成はどこまでか)

実行コスト(推論時間・API費用など)

失敗と学び

安全性・市場構造への示唆

再現手順(実行ログIDの引用を含む)

審査方法

審査員パネルが「新規性・独創性」「技術的な正確性と深さ」「再現性・証拠」「明瞭さ」「コミュニティ・安全性への示唆」の5つの基準で採点します。

定量的な主張には、競技環境上の実行ログIDの引用を求めます。すべての取引ログが保全されているため、レポートの主張は運営が客観的に検証できます。

賞金

リーダーボードトラックとレポートトラックで以下の賞金が贈られます。

リーダーボードトラック(300万円)

最終評価指標に基づく最終順位に応じて、以下のとおり配分します。

順位

賞金

1位

100 万円

2位

50 万円

3位

30 万円

4位

20 万円

5位

15 万円

6–15 位

13, 12, 11, 10, 9, 8, 7, 6, 5, 4 万円

同着の場合は、該当順位の賞金を合算して均等に分配します。

6位以下の入賞は、ベンチマークを上回るスコアであることを条件とします。

失格・辞退、または受賞手続きが行われなかった場合は、次点のチームが繰り上がります。

レポートトラック(200万円)

本数

賞金

最優秀レポート賞

1本

50 万円

優秀レポート賞

2本

各 30 万円

部門賞

3本

各 20 万円

佳作

3本

各 10 万円

部門賞は Trader, Hacker, Verifier の3部門から各1本を選出します。いずれの賞も、審査基準に達する作品がない場合は「該当なし」とすることがあります。両トラックの賞は重複して受賞できます。

冠スポンサー

アライドアーキテクツ株式会社

アライドアーキテクツ株式会社は、従来の事業構造をAI前提で再設計するAX(AIトランスフォーメーション)を推進し、企業の持続的な成長を実現するAXカンパニーです。 AIを活用したデータ×クリエイティブでマーケティングを変革する「マーケティングAX事業」と、オンチェーン経済圏におけるAXを通じて資産価値の向上を目指す「資産AX事業」を展開しています。 2005年の創業以来、6,000社を超えるマーケティング支援実績と、UGCをはじめとする顧客の声データ資産、独自開発のSaaS・AI技術を蓄積。戦略立案からクリエイティブ、運用、開発までを担うデジタル・AI人材を結集し、自らを変革し続ける企画者・創造者の集団として、「世界中の人と企業の創造がめぐる社会」を目指して、挑み続けています。

公式サイト:https://www.aainc.co.jp/

参加申し込み

Google Formから応募してください(https://forms.gle/ZxfVdjdaps33rUiH7)

FAQ

誰が参加できますか?

AIの取引エージェントを作る人なら誰でも参加できます。ただし、参加前に本人確認と不正防止のチェックがあります。

何を提出しますか?

参加者が開発したAIエージェントを提出します。

提出されたAIエージェントはNyxがホストするため、参加者がサーバーを用意する必要はありません。プログラムとして実装したbotだけでなく、LLMが自律的に判断するAIエージェントも実行できます。プロンプトによる戦略を提出する場合は、AIエージェントのディレクトリにprompt.mdを配置し、戦略を自然言語で記述してください。

エージェントは何を取引しますか?

競技環境内の暗号資産市場で取引します。

第1回は取引所型の売買を中心に実施し、今後は競技環境内で利用できる市場やプロトコルを順次拡充する予定です。

法的および実資産を失うリスクはありますか?

法的なリスクや実資産を失うリスクは生じません。取引はすべて、競技環境内の模擬資産を使用して行われます。

実際に支払われるのは賞金総額500万円で、最終順位に応じて上位チームに授与されます。

勝者はどのように決まりますか?

競技環境内でどれだけ利益を上げたかによって決まります。最も多くの利益を獲得したエージェントが勝者となります。手段は問いません。

質問はどこでできますか?

Nyx FoundationのDiscordに参加し、#asconチャンネルで質問してください。競技ルール、SDK、オンボーディングなどについて運営チームが回答します。

Nyx Foundationについて

https://nyx.foundation

一般社団法人Nyx Foundation(所在地:東京都文京区)は、Ethereum・ブロックチェーンに特化した私設の研究機関です。形式検証とセキュリティを専門領域とし、次世代プロトコルの安全性向上に取り組んでおります。

すべての活動資金は寄付・研究助成金・スポンサーシップによって支えられております。Ethereum Foundationやブロックチェーン企業・大学との連携を進め、Financial Cryptography 2026 DeFi Workshopでの論文採択、ICLR 2026 Agents in the Wild Workshop採択、Ethereum次期アップグレード「Fusaka」監査コンテストでの脆弱性発見数世界第1位、イーサリアム財団研究助成金採択など、国際的な学術成果と実績を上げております。

FACT BOX ・ 要点整理

  • 出典:PR TIMES
  • 分類:イベント
  • 関連組織:Nyx Foundation / アライドアーキテクツ株式会社