テキサス州オースティン — 2026年9月30日
(本資料は、オラクルが2026年9月29日に発表のプレスリリースの抄訳です)
主要指標 — KEY FIGURES
オラクルは本日、「Fusion Agentic Applications」向けに、ガバナンスが組み込まれたエージェント型実行基盤「Oracle Fusion Claw」を発表しました。「Oracle Fusion Claw」は、AIによる推論と決定論的なエンタープライズ計算処理を組み合わせることで、極めて複雑な業務を大規模かつコスト効率よく完遂できるようにします。「Oracle Fusion Cloud Applications」のお客様は、推論、演算、適応を行い、ディープ・リサーチ、計算処理、シミュレーション、モデリング、継続的な再計画など、専門家レベルの業務を実行できる「Fusion Claw」を搭載した25の新しいエージェント型アプリケーションを活用できます。オラクルは、エンドツーエンドの業務プロセスを調整・実行できる75の「Agentic Applications」からなるポートフォリオを拡充しています。「Fusion Claw」を搭載した新しい「Fusion Agentic Applications」は、このポートフォリオに新たに加わるアプリケーションです。
オラクル CEOマイク・シシリア(Mike Sicilia)は、次のように述べています。「あらゆる組織がAIに注目し、同じ問いを投げかけています。AIをどのように活用すれば、自社のビジネスに測定可能な価値を創出できるのか、という問いです。『Fusion Claw』は、AIによる支援から実行へと移行し、企業利用に求められる水準を満たすガバナンスのもとで、お客様が最も重要な業務プロセス全体にわたる、ますます複雑な業務を自動化できるようにすることで、この問いに答える一助となります。人が目標とガードレールを設定する一方で、AIにより多くの業務を担わせることで、組織はチームの大きな余力を引き出し、成長の推進、イノベーション、顧客へのサービス提供に一層注力できるようになります。」
成果主導型のエージェント型アプリケーション「Fusion Agentic Applications」は、「Fusion Applications」のお客様に成果創出システムを提供する、新たなクラスのアプリケーションです。このシステムでは、人が目標、権限、説明責任を定義し、「Fusion Agentic Applications」が成果の実現に向けてプロセスを調整します。「Fusion Claw」は、より大規模かつ長時間にわたる業務、継続的な再計画、決定論的な実行、ガバナンスのもとで自律性の向上をサポートする新しい実行基盤を提供することで、「Fusion Agentic Applications」がより複雑な専門家レベルの業務を担えるようにします。各「Claw Outcome」は、フロンティア・モデルを使用した推論、計画、学習、適応を行うことから始まります。その後、「Fusion Claw」は、決定論的なエンタープライズ計算処理を使用して、正確かつ大規模に実行します。この分離により、インテリジェンスが必要な個所にのみAI推論を適用し、大量処理には効率的な決定論的計算処理を使用できるため、「Fusion Applications」のお客様は、経済的優位性を得られる可能性があります。
自律的な企業業務の実行を統制するため、「Fusion Claw」は、組織の目標、標準業務手順、ポリシー、制約、権限、リスクしきい値、意思決定権、承認要件、エスカレーションの境界を含む「Enterprise Operating Envelope」を適用します。この「Operating Envelope」は、「Outcome Trust Harness」を通じて、すべての成果に向けた実行において確実に適用されます。「Outcome Trust Harness」は、アイデンティティ、機能、データ、アクションなど、成果の各実行に固有の統制権限と制御を適用します。成果が完了すると、「Outcome Receipt」に、適用された権限、使用されたエビデンス、行われた意思決定、実行されたアクションとトランザクション、結果など、実際に何が起きたのかを正確に示す監査可能な記録が提供されます。さらに、「Fusion Applications」のお客様は、プロセスに適用する自動化レベルを、迅速な支援から、明示的に委任された権限の範囲内での、ガバナンスが確保された完全自動実行まで、選択できます。
「Oracle Cloud Infrastructure(OCI)」上で稼働し、GeminiやOpenAIのモデルをはじめとする業界をリードするフロンティア・モデルを活用する「Fusion Claw」を搭載した新しい「Fusion Agentic Applications」は、より広範な「Agentic Applications」ポートフォリオを拡張します。今後、さらに多くのフロンティア・モデルへの対応も予定されています。本日より、「Fusion Claw」を搭載し、完全自動実行に対応する新しい25の「Fusion Agentic Applications」が利用可能です。これには、以下が含まれます。
元帳: 大量の会計仕訳を横断して情報を照合し、例外や異常を調査するとともに、複雑な財務分析と実行に決定論的な計算処理を適用することで、財務リーダーによる決算準備状況の改善と会計上の例外の迅速な解消を支援します。
要員配置: スキルと認定資格、勤務可能状況、スケジュール、労働規則、コスト、要員配置、サービス要件などの制約のバランスを取りながら、必要な要員配置とサービス要件を満たす、実行可能な人員配置計画を人事リーダーが作成できるよう支援します。代替案を評価し、状況の変化に応じて継続的に再計画することもできます。
出荷統合: タイミング、キャパシティ、サービス・コミットメント、コスト、その他の制約にわたって出荷統合の代替案をモデル化し、権限が付与された場合には、最も根拠の確かな計画をガバナンスのもとで実行に移すことで、サプライチェーン・リーダーがサービス要件と顧客へのコミットメントに対応しながら出荷コストを削減できるよう支援します。
顧客テリトリー拡大計画: さまざまなテリトリー構成のシナリオをモデル化・比較し、トレードオフを評価するとともに、ガバナンスのもとでアクションを実行する前に、キャパシティとビジネス上の制約に照らして最適化することで、営業リーダーがより優れたカバレッジと営業機会の配分を実現できるよう支援します。
「Fusion Claw」を搭載した新しい「Fusion Agentic Applications」は、「Oracle AI Agent Studio for Fusion Applications」を中核とする、より広範なFusion AIエコシステムの一部です。「Oracle AI Agent Studio」の「Agentic Applications Builder」と「AI Studio Skill」が提供するノーコードおよびプロコード機能により、組織は、オラクル、パートナー、外部の再利用可能なエージェントを活用して、エージェント型アプリケーションを作成・管理できます。さらに、組み込みの可観測性、ROI測定、安全管理機能により、エージェントは測定可能な価値を提供し、責任ある形で大規模に運用できます。
Oracle Fusion Cloud Applicationsについて
Oracle Fusion Cloud Applicationsは、財務、人事、サプライチェーン・製造、営業、サービス、マーケティングの各領域を網羅し、エンタープライズの記録管理システムを構成するクラウド・アプリケーションの包括的なスイートです。このスイートには、Oracle Fusion Cloud Enterprise Resource Planning(ERP)、Oracle Fusion Cloud Human Capital Management(HCM)、Oracle Fusion Cloud Supply Chain & Manufacturing(SCM)、Oracle Fusion Cloud Customer Experience(CX)が含まれます。
Fusion Agentic Applicationsは、その基盤を成果創出システムへと拡張します。Fusion Agentic Applicationsは、ビジネス目標に向けてエンドツーエンドの業務を連携・実行でき、各組織が定義するポリシー、統制、権限の範囲内で動作するよう設計されています。Oracle AI Agent Studio for Fusion Applicationsにより、お客様とパートナーは、信頼できるエンタープライズ・データと、大規模運用に必要なセキュリティ、データ・ガバナンス、パフォーマンスを組み合わせて、これらのエージェントおよびエージェント型アプリケーションを作成、拡張、管理できます。
オラクルについて オラクルは、統合されたアプリケーション・スイートと安全な自律型のインフラストラクチャをOracle Cloudで提供しています。オラクル(NYSE: ORCL)について詳しくは、www.oracle.comをご覧ください。
商標 Oracle、Java、MySQL、およびNetSuiteは、Oracle Corporationの登録商標です。NetSuiteは、クラウド・コンピューティングの新時代を切り開いた最初のクラウド・カンパニーです。
FACT BOX ・ 要点整理
- 出典:PR TIMES
- 分類:press_release
- 関連組織:オラクル / 日本オラクル株式会社 / Oracle Corporation