公益財団法人日本財団パラスポーツサポートセンター(所在地:東京都港区、会長:山脇康、以下「パラサポ」)は、防災週間の8月31日、株式会社サンシャインシティが防災のあり方と災害時に誰も取り残さないDEIの重要性を学ぶ目的で実施した「防災研修」の第一部において、DEI研修「あすチャレ!Academy」防災編をプログラム提供しました。
「あすチャレ!Academy」防災編で講師を務めた山本恵理。サンシャインシティグループでは、誰もが安心・安全に過ごせる「災害に強い施設・まちづくり」につながると考え、今年度は本プログラムを導入
主要指標 — KEY FIGURES
今回、受講したのは年間3,000万人以上の来街者を迎えるサンシャインシティの水族館や展望台、案内所など各施設で日頃お客様をご案内するスタッフやグループ社員ら27人。講師は、本プログラムの開発に携わり、小学生のときに阪神・淡路大震災を経験したパラパワーリフティングの現役選手で車いすユーザーの山本恵理が務め、「発災から100時間」までのシナリオをシミュレーションしたグループワークなどを行いました。
ICF(国際生活機能分類)チェックリストを使い、発災から100時間までに講師が直面する出来事をグループごとに想定するワークも実施
<コメント> 参加者の声:「あすチャレ!Academy」防災編を受講して気づいたこと
株式会社サンシャインエンタプライズ スカイゲストコミュニケーション部 近野さん(担当している業務:「サンシャイン60展望台 てんぼうパーク」の運営・接客など)
「展望台にも優先トイレはありますが、1つあるだけで満足してはいけないのだと思いました。(一般の)個室のトイレも使えるようにサポートだったり、何か工夫をすることを考えなければいけないと感じました」
近野さん(写真左)のグループは、発災から100時間、オフィスで講師(車いすユーザー)とともに避難生活に移行することを想定して、「排泄に関することができない」をテーマに話し合いました。
グループワークのメンバー5人と研修会場のフロアにあるトイレを実際に見に行きながら、どんな課題があるかを考え、「慣れていない場所で被災すると、優先トイレを見つけるところから始まる」などの課題が見つかったと発表していました。
株式会社アール・エス・シー サンシャインシティ オフィスサービス チーフ 玉田さん(担当している業務:「サンシャインシティのインフォメーションセンター」の運営・接客など)
「年に2回ほど避難訓練を行う際に、お客様へのお声がけの仕方などマニュアルがあった上で行っているのですが、必ずしも全員に届くわけではないことに気づき、どういったお声がけが本当に必要なのかということや、車いすを利用されている方や目の不自由な方などを実際にご案内できるかということを今回改めて(自分の職場での)課題にいたしました」
玉田さんは「歩行や自力での移動ができない」をテーマに、発災から100時間、オフィスで講師(車いすユーザー)とともに避難生活に移行することを想定してグループで話し合いました。
グループでは、食事に関して、各拠点に備蓄を設ければ、移動ができない場合の解決策になるのではというアイデアなどが出たことで、「(自分の職場の)備蓄品の保管場所をちゃんと把握できていなかったなということに気づいたので、自分もスタッフも把握しておくことが大切と感じました」というコメントもありました。
<コメント> 研修ご担当者様の声:防災研修にDEI研修「あすチャレ!Academy」防災編を導入した背景
株式会社サンシャインシティ コミュニケーション部 チーフリーダー CXチーム 久保木さん
(1)導入理由:
――大型複合施設の運営者として、なぜこの研修プログラムを選んだのですか?
今まで体験を含めた車いす、視覚障がい、聴覚障がいの合理的配慮研修を数年前から実施していますが、違った視点で、さらに業務に落とし込みやすい研修を探しているときに「あすチャレ!Academy」防災編の無料体験会を知り、オンラインで参加しました。
(2)実際の評価:
――受講してみて、どんな気づきや実りがありましたか?
参加者が、興味を示して受けている感じがとてもしました。ただ聞いているだけではなく、自分たちの業務で考えやすいことだったり、結びつきやすい内容なのだと思います。
障がいのある方だけではなく、妊婦の方や高齢者の方、インバウンドなどの対応も現場ではあり、様々なとらえ方を学ぶきっかけになったと感じています。
私も最初に受講したとき、段差とかが障がいと思っていたのですが、そうではないんだという気づきがあったりとか、自分が思っているものと違う答えが返ってきて「なるほど」とパッっと(心を)つかまれる、いい意味で裏切られるというのがいいんです。
(3)今後の展望:
――今後の防災計画にどう活かせそうですか?
当社の総務部も参加していますし、研修で出ていた(平時から非常時における)ルール決めですとか、備えというものを、参加した人だけではなく(現場に持ち帰り)広めてもらって、訓練のときに、ちょっとずつ取り入れることができればいいなと思います。
<コメント> 講師の声:防災研修にDEI研修「あすチャレ!Academy」防災編で伝えたいこと
日本財団パラスポーツサポートセンター DEIプログラム推進部ディレクター/今回の「あすチャレ!Academy」防災編で講師を務めた山本恵理
1995年1月に発生した阪神・淡路大震災では、小学校5年生だった自身も被災者となり、炊き出しなどのボランティアを経験。2026年度のスポーツ庁の「青少年・地域住民向け防災教育プログラム分科会」委員も務める。
最近、災害や水害のニュースが多く、(車いすユーザーの)自分が直面したらどうやって逃げるんだろうと途方に暮れることがあります。私一人の頭では全然考えられないところを、今日のサンシャインシティさんのように、企業さんが研修で取り組んでいただくことによって「仲間が増えた」と思います。
自分が災害にあった時も、同じ方向を向いて考えてくれる人がいるんだ、と。
「生き残る選択肢をすべての人に」という目標に向かって本研修を通じ、社会へ、障がいのある人も一緒に考えられる防災を伝えていきたいです。
「あすチャレ!Academy」防災編について
みなさんの職場ではすべての人がつながり支え合う防災のあり方を想定されていますか?
日本財団パラスポーツサポートセンターが提供する企業・団体・自治体・大学向けのDEI研修プログラム「あすチャレ!Academy」。パラアスリートを講師に、参加者とのワークショップを通じて、障がい当事者のリアルを知り、新たな気づきを得られる研修プログラムです。2016年10月にスタートし、全国で3万人以上が参加しています。
目的別に4つのプランがあり、「防災編」は2025年9月にスタート。同志社大学・立木茂雄名誉教授と、被災経験をもつ現役パラアスリートが共同開発した、学術と現場の知見を融合させた実践型研修です。ハザードや災害、障がいについての理解を深めながら、「生き残る選択肢をすべての人に」という視点で、すべての人がつながり支え合う防災のあり方を一緒に考えていきます。
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「あすチャレ!Academy」防災編 料金、時間、定員などプラン一覧表
「あすチャレ!」について
パラアスリートら講師によるDEI教育・研修プログラム「あすチャレ!」
「SOCIAL CHANGE with SPORTS」をスローガンに、誰もが活躍できるDEI社会の実現を目指し、パラアスリートら講師による小・中・高・特別支援学校向けの教育プログラムと企業・団体・自治体・大学向けの研修プログラム、計5つの「あすチャレ!」を2016年4月から国内外で開催しており、2026年4月に10周年を迎えました。
2025年度末までの10年間で、累計開催回数は6,470回、参加人数は66万人を超えています。
教育プログラム 「あすチャレ!スクール」 「あすチャレ!ジュニアアカデミー」 「あすチャレ!メッセンジャー」高校生向けキャリア教育授業 は文部科学省後援プログラムです。
日本財団パラスポーツサポートセンター(パラサポ)について
パラサポは「SOCIAL CHANGE with SPORTS」をスローガンに、一人ひとりの違いを認め、
誰もが活躍できるDEI社会の実現に向けて、スポーツを通じて社会を変えていきます。
パラサポ公式サイト
夏季・冬季パラリンピック競技団体が活用している共同オフィス(東京都港区)
パラスポーツ専用体育館「日本財団パラアリーナ」(東京都品川区)
インクルーシブ教育推進の機会を提供する「パラサポ!インクルーシブ運動会」
FACT BOX ・ 要点整理
- 出典:PR TIMES
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