さきたま史跡の博物館では、特別史跡埼玉古墳群・愛宕山古墳の令和6年度発掘調査で出土した遺物を整理・復元したところ、埼玉県内初となる「皮袋形須恵器(かわぶくろがたすえき)」と判明しました。皮袋形須恵器は、革製の巾着のような形を呈した貯蔵用の器で、液体を入れたと考えられています。愛宕山古墳のものは縦長で裾に向かって広がる形状をしており、粘土で革の合わせ目や紐を表現し、表面にはC字形のスタンプ文が施されているのが特徴です。近畿地方以西に多くみられるものであり、確実な古墳出土例としては関東地方で初めてです。西日本諸地域との地域間交流を示す重要な資料として注目されます。本品は、令和8年7月11日(土)から8月30日(日)まで同館で開催される企画展『埼玉の考古おひろめ展「地中からのメッセージ」』にて一般公開されます。観覧料は一般200円、高校生・学生100円、中学生以下や障害者手帳をお持ちの方は無料です。
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