データとAIを企業の成長エンジンへと進化させるデータテクノロジーカンパニーの株式会社primeNumber(本社:東京都品川区、代表取締役CEO:田邊 雄樹)は、AIデータプラットフォーム「COMETA」に、新機能「コンテキスト自律整備」を追加します。本機能は、COMETAのAIチャットの利用状況をAIが分析し、AIチャットが回答時に参照するコンテキスト(社内用語とその定義など)について、どの用語と定義を整備すべきかを提示するものです。ビジネス部門がどのデータを求めているかをシステム部門へシームレスに連携することで、事業環境の変化や社内の暗黙知を自律的かつ継続的に整備する状態を実現し、primeNumberが提唱するデータとAIを駆使した次世代の経営手法「Generative Data Management(GDM)」を推進します。
開発背景
事業環境の変化のスピードは年々増しており、企業が状況を的確に捉え、意思決定を更新し続けるためには、AI活用が必要不可欠となっています。また、AIの精度向上には社内用語の意味や定義など、AIがデータを正しく解釈するためのコンテキストの整備が欠かせない要素です。変化のスピードに追随し続けるには、このコンテキストの整備自体を自律化していく必要があります。
コンテキストの整備を自律的に進めるうえで課題となるのが、ビジネス部門とシステム部門の分断です。ある用語が業務でどのような意味を持つかを把握しているのはビジネス部門であり、それがデータ上のどの値に対応するかを確認できるのはシステム部門です。必要な知識が部門をまたいで分かれているため、ひとつの用語を登録するにも双方のやり取りが欠かせません。また、システム部門は、ビジネス部門が実際にどのようなデータを求めているかを把握する手段が限られているため、数多くある候補の中から優先して整備すべきコンテキストを判断することも容易ではありません。
COMETAは、テーブルやカラムの説明、社内用語とその定義をまとめた「用語集」など、このコンテキストを管理し、自然言語での対話を通じてデータの探索や分析を行える「AIチャット」機能を備えています。今回追加する「コンテキスト自律整備」機能は、ビジネス部門とシステム部門の分断をAIで解消する機能です。ビジネス部門がAIチャットに入力した質問には、その部門が業務でどの用語を使い、何を明らかにしようとしているかという情報が記録されています。本機能は、従来は部門間のやり取りを重ねなければ把握できなかったこのデータをAIが分析し、次に整備すべきコンテキストを優先度とともに示すとともに、登録に用いる定義の文案まで作成します。これにより部門間のやり取りの負担を抑え、事業環境の変化に応じてコンテキストが自律的かつ継続的に整備される状態を実現します。
「コンテキスト自律整備」の主な機能
AIチャットの利用状況を可視化
管理者権限を持つユーザーが対象期間と対象ユーザーを指定して分析を実行すると、AIがCOMETAのAIチャットの利用状況を分析し、AIチャットの利用件数、利用ユーザー数、該当のチャット履歴の詳細等を提示します。AIチャットがどういった業務の中で活用されているかを把握することが可能です。
整備すべき用語の優先度付き提案
用語集に登録されていない用語について、新規に登録すべき用語と定義を見直すべき用語を優先度順に整理し、それぞれに登録用の文案を付与します。既存の用語集に該当しない領域がある場合は、新たな用語集の作成もあわせて提案します。
※画面は開発中のため、実際とは異なる場合があります。
https://primenumber.com/services/cometa/features/datacatalog/
今後の展望
AIを経営に活かせるかどうかは、社内の暗黙知をAIが理解できているかに大きく左右されます。ここでいう暗黙知とは、その企業でしか通じない用語の定義、特定の担当者しか把握していない社内ナレッジ、事業とともに移り変わる指標の意味を指します。これらが欠けたままでは、AIは問いの意図を取り違え、答えが返ってきても現場はそれを信用することができません。primeNumberは、AIが適切に機能するための前提となるコンテキストを充実させ、人の関与を最小限に抑えながら、誰もが自社のデータを正しく活用できる世界を目指しています。これは、primeNumberが提唱する、データとAIを駆使した次世代の経営手法「Generative Data Management(GDM)」が描く姿そのものです。
この実現に向けて、「コンテキスト自律整備」機能を段階的に拡張していきます。まずは用語集を対象に提供を開始し、現場で活用されているにも関わらず整備が追いついていないコンテキストを継続的に育てていく状態を実現します。今後は対象をテーブルやカラムのメタデータへと広げ、説明不足が生じている箇所や見直を必要としている箇所についても、AIが過不足を検知してレコメンドできるようにしていきます。最終的には、提案にとどまらず、コンテキストの整備そのものをAIが実行できる状態を目指し、GDMの実現につなげます。
なお、本取り組みについては、2026年10月15日に開催する「primeNumber DATA SUMMIT 2026」においても紹介する予定です。
導入企業からのコメント
株式会社サミーネットワークス ゲーム事業本部 事業推進部 次長 山本 哲也氏
生成AIをはじめとするAI技術が加速度的に進化する中、そのスピードへの対応が組織の将来を左右する経営課題だと捉えています。データマネジメントは人手による整備が前提で、限界がありました。AIデータプラットフォーム「COMETA」の「コンテキスト自律整備」は、primeNumber様の掲げる『Generative Data Management』を体現する機能であり、AIがデータ管理の一部を担うことでコンテキストの整備における大きな前進になると感じています。弊社としても、この機能を活用し社内業務効率化を進め、ひいては弊社のサービスをご利用いただく皆様の満足度向上へつながることを期待しています。
primeNumber DATA SUMMIT 2026とは
「primeNumber DATA SUMMIT」は、データとAIをテーマにした年次開催の大型カンファレンスです。2026年は「Generative Data Management」をテーマに掲げ、データとAIを駆使した次世代の経営手法について、数々の先進事例を通じてお伝えします。
名称: primeNumber DATA SUMMIT 2026
Generative Data Management データとAIを駆使した次世代の経営手法とは?
主催: 株式会社primeNumber
日時: 2026年10月15日(木)13:00~19:30(開場12:00)
参加費: 無料(招待制)
参加方法:事前申込制
場所: 天王洲 キャナルイースト(総合受付:WHAT CAFE)
申込: https://data-summit.primenumber.com/2026/
Generative Data Management(GDM)とは
AI時代において、外部環境の変化に自律的に追随するデータとAIを駆使した次世代の経営手法です。これまでデータマネジメントは、人が決めたルールに基づきデータを「蓄積・整備」することに焦点が当てられてきましたが、データ量の爆発的増加、地政学リスク、急速な技術革新、顧客行動の激変など、外的環境の変化が複雑に絡み合う現代経営において、人間の努力だけで変化に追随し続けることはもはや不可能です。AI技術をデータ管理・活用プロセスそのものへ深く統合し、人・データ・AIのインタラクションを直感的なものに変貌させます。
URL:https://primenumber.com/whitepapers/generative-data-management-gdm/
AIデータプラットフォーム「COMETA」とは
COMETAは、データの「意味(=メタデータ)」を管理・可視化し、データを整備するAIデータプラットフォームです。あらゆる利用者がデータを自由に探索し、価値を創造する世界を実現します。独自のAI技術により、従来手作業で行っていたメタデータ整備を大幅に効率化。メタデータの品質を継続的に維持し、誰もが信頼できるデータへ辿り着ける環境を構築します。
URL:https://primenumber.com/services/cometa
株式会社primeNumber 概要
primeNumberはデータとAIを企業の成長エンジンへと進化させる、データテクノロジーカンパニーです。AI-Readyなデータ基盤を実現するデータテクノロジーを軸に、製品・ソリューション・サービスを通じてAI-Nativeな事業成長をご支援します。
会社名
株式会社primeNumber(英文名:primeNumber Inc.)
代表
代表取締役CEO 田邊 雄樹
設立
2015年11月
オフィス
〒141-0021
東京都品川区上大崎三丁目1番1号 JR東急目黒ビル5F
企業サイト
https://primenumber.com/
事業内容
・クラウドETL「TROCCO」の開発・運営
・AIデータプラットフォーム「COMETA」の開発・運営
・データテクノロジー領域の課題解決を実現するプロフェッショナルサービスの提供
本リリースお問い合わせ先
株式会社primeNumber
広報担当:小板橋美世、村島夏美
e-mail:pr@primenumber.com
FACT BOX ・ 要点整理
- 出典:PR TIMES
- 分類:press_release
- 関連組織:primeNumber Inc. / 株式会社サミーネットワークス