SEESE株式会社(本社:茨城県つくば市、以下SEESE)は、国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構(JAXA)が運営する「宇宙戦略基金」において、第二期公募テーマ「宇宙機の環境試験の課題解決」への採択および交付決定を受けました。本事業では、宇宙機開発における放射線試験プロセスの工期・コスト削減、および宇宙事業者と照射施設の持続的な協調/共創基盤の構築を目指し、放射線試験プラットフォームの社会実装に取り組みます。

宇宙戦略基金と本採択の位置付け

主要指標 — KEY FIGURES

7件
全国から7件の事業が採択されました
36回
2021年の開始以来36回にわたって開催してきた
80組織以上
80組織以上・280名以上が参加するネットワーク
280名以上
80組織以上・280名以上が参加するネットワーク

宇宙戦略基金は、日本の宇宙産業の競争力強化に向けて、民間企業・研究機関の技術開発を支援するJAXAの主要制度です。今回のテーマ「宇宙機の環境試験の課題解決」では、全国から7件の事業が採択されました。SEESEはそのうち唯一、試験設備の開発ではなくプラットフォーム・エコシステムの構築を担う機関として選ばれており、放射線試験における産業構造の課題解決を一括して担います。

技術開発テーマ

宇宙機の環境試験の課題解決

区分

(B)放射線試験の課題解決/II. 放射線試験の課題(設備以外)に対応するシステム開発等

技術開発課題名

宇宙産業成長加速のための放射線試験プラットフォームの構築

実施体制代表機関

代表機関:SEESE株式会社/連携機関:HIREC株式会社

実施期間(予定)

2026〜2030年度(5年間※)

※ 今後のステージゲート評価等により変動し得る期間

解決を目指す課題

近年、宇宙機器の高機能化・低コスト化、開発期間短縮を背景に、宇宙専用ではなく民生電子機器の利用が拡大しています。一方、民生品は宇宙環境への耐性が保証されていないため、放射線試験を含む信頼性評価が必要であり、国内の試験需要は今後さらに増加すると見込まれます。

放射線試験には、施設選定、試験設計、治具・測定系の準備、データ解析等の専門知識と多くの工数を要し、特に新規参入者にとって大きな障壁となっています。また、試験ノウハウの属人化や耐放射線データの分散により、既存知見の再利用も十分に進んでいません。

さらに、国内の重イオン・プロトン照射施設では、需要増加や設備老朽化等により、安定した照射機会の確保が課題となっており、今後照射機会の不足は年間数百時間以上に拡大する見込みです。

SEESEが取り組むPURPLEプロジェクト

SEESEは今後5年間にわたる取り組みを「PURPLE(パープル)プロジェクト」と呼称し、放射線試験に関わる施設・事業者・技術・データを横断的につなぐプラットフォームを開発・実装します。

照射施設(赤)と宇宙産業(青)をつなぐ共創協調基盤(紫)=PURPLEプロジェクト

(1)国内照射施設の共通窓口の整備

全国に存在する照射施設の共通的な窓口を設置するとともに、施設選定、試験設計、治具・測定系の準備、データ解析等までワンストップで支援可能な共通基盤を構築します。

(2)共通インフラ・ガイドラインの整備

照射時に利用する治具・測定系に関する共通インフラの整備や、放射線試験ガイドラインの整備による、ユーザ成熟度・施設・部品種に依存しない試験・評価スキームを確立します。

(3)耐放射線性データベースの整備

幅広い宇宙事業者のニーズに沿った民生品の放射線試験データを蓄積・共有するデータベースを構築します。既存データの再利用を促すことで、部品選定の効率化や重複試験の抑制につなげます。

(4)産学官連携コミュニティの拡充・発展

2021年の開始以来36回にわたって開催してきた「SEESE放射線勉強会※」を核に、産学官の共通基盤を拡充・発展させていきます。

※現在、宇宙事業者・照射施設・研究機関等含め、80組織以上・280名以上が参加するネットワーク。

経営陣のコメント

「電子機器における放射線試験の課題は、照射機会の不足だけではありません。施設選定、試験設計、治具・測定系の準備、データ解析等など、プロセス全体に課題が分散しています。SEESEはこの問題を5年前から現場で見続けてきました。PURPLEプロジェクトでは、照射施設と宇宙事業者をつなぐ共通基盤を整備するとともに、試験情報を共有知化することにより、宇宙機開発のボトルネックとなっている放射線試験課題を解決し、我が国の宇宙産業の成長を支える基盤づくりを本格化してまいります。」

参考情報

・JAXA宇宙戦略基金 公式サイト:https://fund.jaxa.jp/

・テーマ詳細ページ:https://fund.jaxa.jp/techlist/theme2_24/

・採択結果:https://fund.jaxa.jp/content/uploads/kekka2_24.pdf

SEESE株式会社について

「新経済を産みだすインフラをつくる」をミッションに、宇宙航空関連機器・半導体・材料の調達・製造・試験プロセスのデジタル化を通じて産業の成長を支えるプラットフォームビルダーです。2020年創業。

<法人概要>

社名:SEESE株式会社

所在地:

茨城県つくば市梅園2-1-15 スプリングテックつくばビル401号(本社所在地)

茨城県つくば市東新井2-1 3F 301号(事業拠点)

事業内容:全製造業の持続可能な成長に資する仕組みの開発

HP:https://corp.seese.jp/

サービスサイト:https://seese.jp

X:https://x.com/seese2020

Facebook:https://www.facebook.com/SEESE-Inc-102612468412931/

本件に関するお問い合わせ

下記のお問い合わせフォームからご連絡ください。

https://corp.seese.jp/contact

FACT BOX ・ 要点整理

  • 出典:PR TIMES
  • 分類:prtimes
  • 関連組織:JAXA