作家、政治家として今なお話題にのぼる石原慎太郎氏。未刊の原稿が遺族の許可を得て、晴れて刊行となりました。「それにしても三島さんが死んでから日本はつまらなくなった。あれからずいぶん経つが、私が死んだらもっとつまらなくなることだろう」――そう語っていた氏がなくなって4年。戦後日本の黄金期に数多くの人と触れ合い、時にぶつかりあって生きてきた著者の思い出話にぜひ耳を傾けてみてください。

【目次】

石原家の応接室――本書の成り立ちについて

1 私は戦争に遅れてきた少年だった

2 初めて聞いた天皇の声に幻滅した

3 大人たちは戦後手のひらを返した

4 貧乏生活から得たものは大きい

5 一人の友人が人生を変えてくれた

6 裕次郎とのタッグは『太陽の季節』に始まった

7 高峰三枝子の家の静けさ

8 「石原さん、勝ちましたね」とトリュフォーは言った

9 小津安二郎が教えてくれたこと

10 いかがわしい世界に首を突っ込んでみて

11 三島由紀夫の虚飾を懐かしむ

12 川端康成の不思議な存在感

13 小林秀雄の自由な精神

14 浅利慶太と仕掛けた日生劇場

15 見えないものは侮れない

16 立川談志と最後の会話

特別付録「ノスタルジー」「ノスタルジーの続き」/解説・石原延啓

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書籍内容紹介

石原慎太郎氏が八十九歳で亡くなってからもう四年が経つ。「いろいろ残しておきたい話がいっぱいあるんだ。テレコを持ってうちに来てくれ」と呼ばれて通った田園調布の居宅も取り壊されて今はもう無い。読者の皆様におかれては石原家の応接室に招かれたような気持ちで、戦後日本の黄金期に数多くの人と触れ合い、時にぶつかりあって生きた石原氏の思い出話に耳を傾けていただければ幸いである。――新潮新書編集部

著者紹介:石原慎太郎

(1932-2022)神戸市生れ。一橋大在学中の1955(昭和30)年、「太陽の季節」で文学界新人賞受賞。翌年、同作の芥川賞受賞は、その倫理性をめぐって社会的事件となった。1968年、参議院選に全国区から立候補、最高得票で当選。その後、衆議院議員を経て、東京都知事を務める。他の作品に『化石の森』(1970年刊、芸術選奨)、「生還」(1988年刊、平林たい子文学賞)、『弟』(1996年刊、毎日出版文化賞特別賞)、『わが人生の時の時』、『再生』等がある。

書籍データ

【タイトル】『昭和の風雲児』

【著者名】石原慎太郎

【発売日】2026年9月17日

【造本】新書版

【定価】946円(税込)

【ISBN】978₋4₋10₋611136₋5

【URL】https://www.shinchosha.co.jp/book/611136/

FACT BOX ・ 要点整理

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