2023年山本賞と直木賞をW受賞し、その年のミステリ界隈でも注目された『木挽町のあだ討ち』の著者・永井紗耶子氏の最新作『長崎出島かれいどすこうぷ』が本日9月30日、新潮社より発売となりました。

『長崎出島かれいどすこうぷ』は、文化文政期、幕府の許可なしに出入りのできない「孤島」を舞台にした時代小説です。

主要指標 — KEY FIGURES

2023年
2023年山本賞と直木賞をW受賞し

オランダ船との取引を許されていた井福屋の手代・光太は、念願の内通詞(通訳)となります。遊女だった光太の母は光太が幼少の頃、出島で不審死を遂げており、光太は内通詞として出島に入ることで死の真相を探ろうとしていました。しかし井福屋の若旦那や内通詞の先輩は、光太が商売以外のことに深入りしようとするのにいい顔をせず、出島で知り合った遊女やオランダ商館使用人も何かを隠している気配……。

出島の厳しい掟とその地で生きていくために飲み込まねばならない禁忌・矛盾に阻まれながら、光太は真実に辿り着くことができるのか、そして最後に待ち構えるもうひとつの悲願とは――独自の流儀を持つ土地が謎解きの愉しみを倍加する時代エンタテインメント、どうぞお楽しみください。

刊行にあたり、永井さんからコメントが寄せられました

「世界の中の日本を、改めて考えてみたいと思って書いた小説です。江戸時代の長崎出島にタイムスリップして、主人公の光太と共に謎を追いつつ、見る者の立場や角度によって姿を変える、万華鏡(かれいどすこうぷ)のような町を楽しんでいただけたら幸いです。」永井紗耶子

内容紹介

光太は念願の内通詞となり、謎の言葉を遺し出島で逝った母の死の真相を探ろうと試みる。しかし奉公先の若旦那や内通詞の先輩はいい顔をせず、知り合った遊女やオランダ商館の使用人も何かを隠しているようで……。唯一無二の流儀を持つ土地から放たれる妖しい力が謎解きの愉しみを倍加する、傑作時代エンタテインメント!

著者紹介

(C)新潮社

永井紗耶子(ながい・さやこ)

1977年、神奈川県出身。慶應義塾大学文学部卒。新聞記者を経て、フリーランスライターとなり活躍。2010年、『絡繰り心中』で小学館文庫小説賞を受賞し、デビュー。2020年に刊行した『商う狼 江戸商人 杉本茂十郎』は、細谷正充賞と、本屋が選ぶ時代小説大賞、2021年、新田次郎文学賞を受賞した。2023年、『木挽町のあだ討ち』で山本周五郎賞、直木賞を受賞。他の著書に『大奥づとめ よろずおつとめ申し候』『女人入眼』『秘仏の扉』『青青といく』『めぐる糸 明治浪漫霊異譚』などがある。

書籍データ

【タイトル】長崎出島かれいどすこうぷ

【著者名】永井紗耶子

【発売日】2026年9月30日(水)

【造本】四六判ハードカバー

【定価】(税込)2,200円

【ISBN】978-4-10-352024-5

【URL】https://www.shinchosha.co.jp/book/352024/

FACT BOX ・ 要点整理

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