『舟を編む』『まほろ駅前多田便利軒』『風が強く吹いている』といった映画化、アニメ化もされた長篇の名作ばかりでなく、『きみはポラリス』『天国旅行』『夜の恩寵』などの短篇集もロング&ベストセラーとなり、当代随一の短篇の名手でもある三浦しをんさん。その最新の短編集が11月18日に発売となります。

『南から聞こえる歌』はそれぞれ独立した内容の短篇ながら、共通したテーマのもと、10年あまりの歳月をかけて「名手」が腕によりをかけて、愛と世界の諸相を描いてみせたミラクルな全6篇です。

異常気象が何年もつづき、もはや異常が平常と化した世界で「あのひと」もほかのひとと同様、忽然と消えた(「南へ」)、新宿のタワマンで人気作家の妻の座におさまった「プロ彼女」が背負う過去と待ち望む破滅(「希望はいつも色がない」)、特技も野心もなく、先の見える人生を送っていた大学生がクリスマスの夜、宅配ピザのバイト先で遭遇した出来事(「パーティはつづく」)……薄暗い世界、あるいは退屈極まりない暮らしのなか、「日常の向こう側=異界」とつながることで異変が起き、救いや光りがもたらされます。

著者からコメント

主要指標 — KEY FIGURES

10年
10年あまり

日常のなかのちょっと不思議な瞬間、ひとときのきらめきなど、いろんな味つけの短編をご用意しました。気に入っていただけるものがありますように。

それぞれの登場人物の暮らしや来し方行く末、いまの社会や世界情勢についても、なんとなーく思いを馳せていただけたとしたら、とてもうれしいです。

書籍内容紹介

あのひとに出会って、はじめて知った。私のなかにとてもきれいなものが眠っていたことを。あのひとが呼び覚ました、私のなかのきれいな獣の名は愛といった――これぞ三浦しをん、これが短篇集にして最高峰。

著者紹介:三浦しをん(みうら・しをん)

1976年東京生まれ。2000年に『格闘する者に○』でデビュー。2006年『まほろ駅前多田便利軒』で直木賞、12年『舟を編む』で本屋大賞、15年『あの家に暮らす四人の女』出織田作之助賞、18年刊『ののはな通信』で島清恋愛文学賞と河合隼雄物語賞、19年『愛なき世界』で日本植物学会賞特別賞を受賞。『墨のゆらめき』『ゆびさきに魔法』など著書多数。

書籍データ

【タイトル】南から聞こえる歌

【著者名】三浦しをん

【発売緋】11月18日(水)

【造本】46判ハードカバー

【定価】1950円(税込)

【ISBN】 978-4-10-454109-6

【URL】https://www.shinchosha.co.jp/

FACT BOX ・ 要点整理

  • 出典:PR TIMES
  • 分類:pr