一般社団法人 終活協議会/想いコーポレーショングループは、このたび「墓じまいと供養先の再選択」に関する実態調査を実施しました。その結果、お墓の維持や墓じまいにかかる費用を具体的に把握している人は11.4%にとどまり、88.6%が具体的な金額を知らないことが分かりました。一方で、「自分の代でお墓を終わらせてもよい」という考えに共感する人は61.1%にのぼり、継承を前提としない考え方への支持が広がっていることがうかがえる。また、親からお墓や供養について相談・話題を持ちかけられた経験がある人は38.8%に達し、家庭内で話題化は進みつつある一方、4人1人は「話を切り出したいのに切り出せない」と感じており、情報不足と心理的ハードルの双方が課題となっていることがうかがえます。

調査サマリー

約9割が墓じまい費用を「具体的に知らない」

主要指標 — KEY FIGURES

88.6パーセント
88.6%が具体的な費用を把握していませんでした。
61.1パーセント
合計61.1%が共感を示しました。
38.8パーセント
合計38.8%が親からお墓や供養の話を持ちかけられた経験があると回答しました。
25.0パーセント
合計25.0%となりました。

お墓の維持や墓じまいにかかる費用について、「なんとなくのイメージはあるが、具体的な金額は知らない」が36.9%、「ほとんど・全く知らない」が36.5%、「考えたことがない」が15.2%で、合計88.6%が具体的な費用を把握していませんでした。

6割が「自分の代でお墓を終わらせてもよい」に共感

「自分の代でお墓を終わらせてもよい」という考えに対し、「強く共感する」が26.3%、「やや共感する」が34.8%で、合計61.1%が共感を示しました。継承を前提とした従来型の墓観から、個人の代で完結させる、継承を前提としない考え方に共感する人が多数派となった。

親からお墓や供養の話を持ちかけられた経験は38.8%

「具体的な相談を受けたことがある」が12.9%、「それとなく話題に出されたことがある」が25.9%で、合計38.8%が親からお墓や供養の話を持ちかけられた経験があると回答しました。家族内での“終活の話題化”はすでに始まっていることが分かります。

4人1人が「話を切り出したいのに切り出せない」

お墓の今後について、家族に「話を切り出したいけれど、まだ切り出せていない」と「強く感じる」が5.3%、「ときどき感じる」が19.7%で、合計25.0%となりました。家庭内で必要性を感じながらも、実際の対話に踏み出せない人が一定数存在しています。

供養先は一般墓23.3%、新しい供養先は53.5%

「もしご自身が供養先を選ぶとしたら」という質問に対し、一般墓は23.3%だった一方、永代供養19.5%、樹木葬15.0%、散骨15.7%、手元供養3.3%で、一般墓以外の供養先の合計は53.5%となりました。供養先の選択肢は、すでに“家のお墓一択”ではなくなっていることが読み取れます。

調査トピックス

Q1. ここ最近、『これからのお墓のこと』『墓じまい』など、そろそろ考えた方がいいかもと思う機会はありましたか?

Q2. ご両親から、お墓や供養のことについて相談・話を持ちかけられた経験はありますか?

Q3. ご両親・先代と、あなた自身のお墓に対する考え方は一致していますか?

Q4. ご自身(またはご家族)のお墓について、墓じまいを考えていますか?

Q5. お墓の今後について、家族に「話を切り出したいけれど、まだ切り出せていない」と感じることはありますか?

Q6. お墓の今後を家族に話を切り出しにくい一番の理由は何ですか?

Q7. お墓の維持や墓じまいにかかる費用について、具体的にいくらかかるかご存じですか?

Q8. 「自分の代でお墓を終わらせてもよい」という考えに、どの程度共感しますか?

Q9. もしご自身が供養先を選ぶとしたら、最も希望に近いものはどれですか?

Q10. 墓じまいや供養先の選び方について、最も必要だと思う支援はどれですか?

要点

今回の調査で特に印象的だったのは、家庭内でお墓や供養の話題はすでに動き始めている一方で、具体的な費用や進め方の理解が追いついていないという点です。親からお墓や供養について話を持ちかけられた経験がある人は38.8%に達しており、終活の話題はすでに“遠い将来の話”ではなくなっています。しかし、費用相場を具体的に把握している人は11.4%にとどまり、多くの人が情報不足のまま判断や対話を迫られている実態が見えてきました。

また、価値観の面では、「自分の代でお墓を終わらせてもよい」と考える人が61.1%にのぼり、供養先の選択でも永代供養・樹木葬・散骨・手元供養の合計が53.5%と、一般墓23.3%を大きく上回りました。継承を前提とした従来型の墓観から、家族負担や自分らしさを重視した再選択へと意識が移っていることがうかがえます。

一方で、そうした意識変化がそのまま行動につながっているわけではありません。4人1人が「話を切り出したいのに切り出せない」と感じており、切り出しにくさを感じる層に理由を聞くと、「きっかけ・タイミングがない」が21.6%となりました。お墓の問題は、単に情報を出せば解決するものではなく、考えを整理し、家族で話し始めるための支援まで含めて求められているといえそうです。

調査結果

Q1.ここ最近、『これからのお墓のこと』『墓じまい』など、そろそろ考えた方がいいかもと思う機会はありましたか?

・よくある(18.1%

・ときどきある(33.8%

・あまりない(26.5%

・全くない(18.4%

・考えたくない・避けている(3.1%

「よくある」「ときどきある」を合わせると51.9%となり、半数以上が“お墓や墓じまいを考えた方がいいかもと思う機会があった”と回答しました。

Q2.ご両親から、お墓や供養のことについて相談・話を持ちかけられた経験はありますか?

・具体的な相談を受けたことがある(墓じまいの意向など)(12.9%

・それとなく話題に出されたことがある(25.9%

・親から話されたことはないが、自分は気になっている(22.0%

・親から話されたこともなく、自分も話題にしたことがない(30.7%

・親はすでに他界している/話せる状況にない(8.5%

「具体的な相談を受けたことがある」「それとなく話題に出されたことがある」を合わせると38.8%となり、親世代からお墓や供養の話題が持ち込まれている実態が見えました。

Q3.ご両親・先代と、あなた自身のお墓に対する考え方は一致していますか?

・ほぼ一致している(21.9%

・だいたい一致している(58.4%

・違いを感じる(16.5%

・大きく違う/対立している(2.7%

・話したことがないので分からない(0.6%

「違いを感じる」「大きく違う/対立している」を合わせると19.2%で、約5人1人が親世代とのお墓観の違いを感じていることが分かりました。

Q4.ご自身(またはご家族)のお墓について、墓じまいを考えていますか?

・すでに実行した(5.3%

・どうするかは決めている(15.5%

・実行に向けて動いている(8.3%

・考えていない(45.7%

・わからない(25.2%

「すでに実行した」「どうするかは決めている」「実行に向けて動いている」を合わせると29.1%となり、約3割が墓じまいについて方向性を定めている、または行動に移していることが分かりました。

Q5.お墓の今後について、家族に「話を切り出したいけれど、まだ切り出せていない」と感じることはありますか?

・強く感じる(5.3%

・ときどき感じる(19.7%

・あまり感じない(41.5%

・話す必要を感じていない(23.8%

・すでに話し合いを済ませている(9.7%

「強く感じる」「ときどき感じる」を合わせると25.0%となり、4人1人が“話したいのに話せていない”状態にあることが明らかになりました。

Q6.お墓の今後を家族に話を切り出しにくい一番の理由は何ですか?

・縁起が悪い・不謹慎と思われそう(9.4%

・親や先代の気持ちを傷つけそう(7.7%

・家族の意見が割れそう・揉めそう(7.3%

・自分の中でも考えがまとまっていない(18.5%

・きっかけ・タイミングがない(21.6%

・特に切り出しにくいと感じていない(35.5%

全体では「特に切り出しにくいと感じていない」が最多でしたが、“切り出したいのに切り出せない層”に着目すると、理由は「自分の中でも考えがまとまっていない」が最多となっており、情報不足や気持ちの整理不足も大きな壁になっていると考えられます。

Q7.お墓の維持や墓じまいにかかる費用について、具体的にいくらかかるかご存じですか?

・おおよその相場まで具体的に知っている(11.4%

図版・なんとなくのイメージはあるが、具体的な金額は知らない(36.9%)

・ほとんど・全く知らない(36.5%

・考えたことがない(15.2%

「なんとなくのイメージはあるが、具体的な金額は知らない」「ほとんど・全く知らない」「考えたことがない」を合わせると88.6%となり、約9割が墓じまい費用を具体的に把握していないことが分かりました。

Q8.「自分の代でお墓を終わらせてもよい」という考えに、どの程度共感しますか?

・強く共感する(26.3%

・やや共感する(34.8%

・あまり共感しない(15.3%

・全く共感しない(7.2%

・わからない(16.4%

「強く共感する」「やや共感する」を合わせると61.1%となり、6割以上が“自分の代でお墓を終わらせてもよい”という考え方に共感していました。

Q9.もしご自身が供養先を選ぶとしたら、最も希望に近いものはどれですか?

・従来の家のお墓(一般墓)を継ぐ・建てる(23.3%

・永代供養(合祀墓・納骨堂で寺院や霊園に管理を任せる)(19.5%

・樹木葬(自然に還る形)(15.0%

・散骨(海洋・山林など)(15.7%

・手元供養(自宅で遺骨を保管)(3.3%

・決まった供養先は望まない・特にこだわらない(23.3%

一般墓は23.3%だった一方で、永代供養・樹木葬・散骨・手元供養の合計は53.5%となり、従来型以外の供養先への関心の高まりが見て取れます。

Q10.墓じまいや供養先の選び方について、最も必要だと思う支援はどれですか?

・墓じまいの手順・費用が分かる情報(33.6%

・家族との話し合いの切り出し方・伝え方(27.6%

・供養先の選び方の比較情報(9.8%

・中立的に相談できる専門家・窓口(10.7%

・菩提寺との交渉・離檀の進め方(4.2%

・特に必要と感じない(14.2%

最も多かったのは「墓じまいの手順・費用が分かる情報」で33.6%、次いで「家族との話し合いの切り出し方・伝え方」が27.6%となり、制度面と対話面の両方の支援が求められていることが分かりました。

調査概要

調査名:保険の見直しについての実態調査2026

調査人数:860名(終活ガイド資格検定3級・2級資格取得者)

調査期間:2026年6月1日2026年6月30日

調査方法:インターネットを利用したアンケート調査

一般社団法人 終活協議会 / 想いコーポレーショングループについて

一般社団法人 終活協議会 / 想いコーポレーショングループは、2015年にシルバー世代の聖地、巣鴨でよろず相談から始まり、終活に関する多くのお悩みの声を受けて誕生した団体です。

「ワンストップサービス」をモットーに全国のおひとりさまや、お子様のいないおふたりさまをはじめ、終活で悩みや不安を抱える人に寄り添い、様々なサービスでお手伝いしております。またトータルサポートができる人材の育成を目指して有益な情報を発信しているほか、終活のスペシャリストである認定資格をはじめとしたさまざまな資格やセミナーを提供しています。

組織概要

組織名:一般社団法人 終活協議会 / 想いコーポレーショングループ

所在地:東京都豊島区巣鴨2-11-4 第3高橋ビル11階

設立:2015年12月

代表:磯貝昌弘

事業内容:終活の相談対応、身元保証サービス、終活ガイドの資格運営など

URL:https://shukatsu-kyougikai.com/

【本リリースの引用について】

本プレスリリースの内容(調査結果・図表・コメントなど)は、引用いただいて構いません。 引用いただく際は、出典として「一般社団法人終活協議会/想いコーポレーショングループ」の名称を明記し、「https://shukatsu-kyougikai.com/news/5169/」へのリンク設置をお願いいたします。 ※内容の改変や誤解を招くような形での引用はご遠慮ください。

FACT BOX ・ 要点整理

  • 出典:PR TIMES
  • 分類:調査結果
  • 関連組織:想いコーポレーショングループ