コンパクトな「空飛ぶクルマ」(※1)の開発・製造・販売を行う株式会社SkyDrive(本社:愛知県豊田市、代表取締役CEO 福澤知浩、以下「SkyDrive」)は、執行役員 グローバル事業統括責任者に小野 泰司氏が、グローバルコマーシャルオフィサーにゴンザロ・ラモス(Gonzalo Ramos)氏が就任したことをお知らせいたします。

新たな経営体制のもと、日本を含む世界各地でのサービスローンチに向け、航路開発、運航体制の構築など事業化に必要な取り組みを具体化し、商用化に向けた準備を加速してまいります。

左:小野 泰司 氏、右:ゴンザロ・ラモス 氏

背景

主要指標 — KEY FIGURES

10か国
10か国の航空会社
17年
約17年間にわたる
22年以上
22年以上の実績

SkyDriveは現在、高速飛行試験の成功(※2)など機体開発活動や、国土交通省航空局(JCAB)および米国連邦航空局(FAA)との型式証明活動(※3)が進む一方、国内外で「空飛ぶクルマ」の事業化に向けた動きも加速しています。

これまでに、10か国の航空会社や運航事業者、自治体、事業パートナー等と連携し、航路開発や具体的なユースケースの検討を進め、また「SKYDRIVE(SkyDrive式SD-05型)」のプレオーダーやLOIは計451機を獲得するなど、機体販売に向けた取り組みも進展しています。

今後、SkyDriveにおいては機体開発・認証取得の推進にとどまらず、国内外の各エリアにおける航路の具体化、パートナーシップの強化、販売契約の推進、ならびに納入後の運航支援体制の構築が重要となります。

こうした背景のもと、SkyDriveは、グローバル事業開発および商用展開に豊富な実績を持つ小野氏を執行役員、ゴンザロ氏をグローバルコマーシャルオフィサーとして迎え、経営体制を強化いたしました。

各役割と略歴

小野 泰司(おの たいじ)氏

執行役員 グローバル事業統括責任者

役割・担当領域 日本を含むグローバル全体の事業展開および販売・事業モデル策定を統括するとともに、空飛ぶクルマの社会実装や産業育成に向けた政府・産業界との渉外・政策連携を推進します。

略歴 2005年に大学卒業後、トヨタ自動車株式会社に入社。営業および営業企画部門にて商品企画・販促・需給政策を担当したほか、新型車や新規モビリティサービスの企画立案に携わる。2014年より労働組合専従へ異動し、副執行委員長としてデジタルおよびカーボンニュートラルを軸とした組織方針の立案を推進。その後、トップサポート渉外・事業チームに着任し、経済産業省をはじめとする政府機関や業界団体との折衝、および全社的なBEV(電気自動車)計画の立案等においても中心的な役割を果たした。約17年間にわたるトヨタ自動車でのキャリアを経て、2022年にデータプラットフォーム企業へ参画。CSO(最高戦略責任者)兼 事業開発本部長として、営業、事業開発、海外展開、政府渉外などビジネスサイド全般を統括した。

コメント クルマが人の移動を自由にしたように、空飛ぶクルマは移動の次元そのものを変える可能性を秘めています。トヨタ自動車では約17年、クルマや新たなモビリティサービスの企画、カーボンニュートラルに向けた全社戦略・組織変革に携わり、スタートアップでは経営メンバーとして、グローバル戦略の立案や国内外のエンタープライズ企業へのプロダクト導入を推進しました。大企業とスタートアップ双方の経験を生かし、ゴンザロ氏ら各国の事業メンバーや開発・製造・コーポレートの各チームと一丸となり、日本と世界、技術と事業をつなぎます。サプライチェーンを含め、自動車に次ぐ日本発の新たな産業を、世界に先駆けてつくっていく。空の移動を、特別な体験から日常へ。その実現に挑んで参ります。

ゴンザロ・ラモス(Gonzalo Ramos)氏

グローバルコマーシャルオフィサー

役割・担当領域 米国・中東・オーストラリア等の海外市場における商用展開を統括し、各地域での顧客開拓や機体販売契約の締結推進を担うとともに、機体納入後の保守・整備・アフターサポート体制およびパートナーシップの構築を推進します。

略歴 民間航空、航空機リース、および空飛ぶクルマの分野において22年以上の実績を持つ。航空宇宙エンジニアとしてのバックグラウンドを持ち、エアバスの商用航空機部門に約18年間在籍。航空機のカスタマイズ・エンジニアリングから始まり、カスタマーサポート&サービス部門のディレクターを経て、米国マイアミのセールスディレクターを歴任した。その後、グリフィン・グローバル・アセット・マネジメント(Griffin Global Asset Management)の副社長として航空機リース取引の構造化を手掛けたのち、空飛ぶクルマ分野へ参画。オーバーエア(Overair)の事業開発・販売責任者およびスーパーナル(Supernal)の商用化・販売・パートナーシップ担当副社長として、エコシステム・パートナーシップ、商用戦略、プロダクト・ポジショニングを中心に事業開発と販売を牽引した。シティ大学ロンドンにて航空エンジニアリング修士号および航空運送管理修士号を取得。また、ジャック・ウェルチ・マネジメント研究所(Jack Welch Management Institute)にて財務学MBAを取得。英語、スペイン語、ドイツ語、ポルトガル語に堪能。

コメント SkyDriveの重要な歩みの局面において同社に参画できることを大変光栄に思い、この素晴らしいチームの一員となれることを心から嬉しく思っています。SkyDriveは、シンプルさと実質的な運航経済性を追求した機体設計、認証取得に向けた規律あるチーム、そしてスケール感を持った製造能力を持つパートナー企業という、他にはない独自の強みを併せ持っています。世界中から寄せられている強い関心を確実なコミットメントへと繋げ、対象市場において運航事業者が求めるパートナーシップや支援インフラを構築し、サービス開始初日からお客様が成功を収められるようサポートしていくことに情熱を注いでまいります。これは業界全体に対する責任でもあります。空飛ぶクルマは、機体の安全性、認証の取得、手頃な価格設定、そして地域社会にとって真に役に立つ存在となって初めて現実のものとなります。SkyDriveの仲間たち、そして世界中のパートナーの皆様とともに、その実現に貢献できることを楽しみにしています。

代表取締役CEO 福澤 知浩のコメント

機体開発や認証取得に向けたプロセスが着実に進展する中、世界中の航空会社や運航事業者様からの関心と期待が急速に高まっています。まさにこれからの1年は、その期待を具体的な受注・販売契約や商用運航に向けた確実なコミットメントへと結び付けていく、SkyDriveにとって極めて重要な局面です。

グローバルでの事業構築や官民連携を強力に牽引してきた小野氏、そして世界の航空・モビリティ市場において卓越した商業実績を持つゴンザロ氏という頼もしいリーダーを迎えられたことを、非常に心強く感じております。今後も開発・認証・製造の各チームを含めた全社一丸となり、日本をはじめ世界各地での事業化と新しい空の移動体験の実現に向け、一層邁進してまいります。

※1 空飛ぶクルマとは:電動化、自動化といった航空技術や垂直離着陸などの運航形態によって実現される、利用しやすく持続可能な次世代の空の移動手段です。諸外国では、Advanced Air Mobility(AAM)や Urban Air Mobility(UAM)と呼ばれています。

引用元:国土交通省(令和8年3月付)https://www.mlit.go.jp/koku/content/001994084.pdf

※2 関連プレスリリース:実用速度域の時速100kmで安定飛行を確認https://skydrive.co.jp/news/71470/

※3 関連プレスリリース:

型式証明プロセスの中核「全般計画書」について国土交通省と合意https://skydrive.co.jp/news/69365/

米国連邦航空局(FAA)と「ファミリアライゼーション・ミーティング」を開始https://skydrive.co.jp/news/71571/

≪株式会社SkyDrive 概要≫

設立

2018年7月

代表者

代表取締役CEO 福澤知浩

URL

https://skydrive.co.jp/

所在地

豊田本社:愛知県豊田市挙母町2-1-1

豊田開発センター:愛知県豊田市西中山町山ノ田20-2

豊田テストフィールド:愛知県豊田市足助地区

名古屋空港オフィス:愛知県西春日井郡豊山町大字豊場 県営名古屋空港2F

東京オフィス:東京都千代田区平河町1-3-13 平河町フロントビル3F

大阪オフィス:大阪府大阪市北区梅田1-3-1-800 大阪駅前第一ビル8F

山口テストフィールド:山口県山口市阿知須

子会社

株式会社Sky Works:静岡県磐田市

SkyDrive America, Inc. : Beaufort, South Carolina 29902, U.S.A.

株式会社AlterSky:愛知県豊田市

事業内容

「100年に一度のモビリティ革命を牽引する」をミッションに掲げ、「日常の移動に空を活用する」未来の実現を目指しています。2018年7月の設立以来、愛知県豊田市を主拠点にコンパクトな「空飛ぶクルマ」を開発し、静岡県磐田市のスズキグループ工場で製造を開始しています。官民協議会の構成員として制度設計にも関与し、2020年には日本初となる公開有人飛行試験に成功、2025年の大阪・関西万博でのデモフライトを経て、2028年のサービス開始に向けた取り組みを加速させています。

FACT BOX ・ 要点整理

  • 出典:PR TIMES
  • 分類:press_release
  • 関連組織:トヨタ自動車株式会社 / JCAB / FAA