医療法人社団HELENE 表参道ヘレネクリニックは、当院医師である松岡孝明および小林奈々による研究論文「Cardiovascular Event Surveillance Following High-Dose Intravenous Mesenchymal Stem Cell Therapy: A Single-Center Real-World Observational Study」が、国際学術誌 International Journal of Translational Medicine に掲載されたことをお知らせいたします。
表参道ヘレネクリニックは、医療法人として独立した管理・運営体制のもとで診療を行う一方、HELENE BIO Groupの臨床・データ・研究開発ネットワークを構成する東京臨床拠点として、再生医療の質と安全性の向上に向けた学術活動を継続しています。
HELENE BIO Groupは、細胞治療およびATMP(先端治療医薬品)領域において、臨床、データ、細胞加工、研究開発を有機的に結びつけるバイオファーマシューティカル・グループです。表参道ヘレネクリニックは、その東京における臨床・リアルワールドデータ創出の拠点として、日々の臨床経験を科学的に検証し、再生医療の発展に資する知見の発信に取り組んでいます。
本研究は、高用量静脈内MSC(間葉系幹細胞)投与後における主要心血管・脳血管イベント(MACCE)の発生について、単施設の実臨床データを用いて後ろ向きに検討したリアルワールド観察研究です。
本研究では、2014年1月から2023年12月までに静脈内MSC投与を受けた患者の診療記録を解析し、長期的な心血管・脳血管安全性シグナルについて検討しました。
論文では、観察対象となった集団において、高用量静脈内MSC投与後に主要心血管・脳血管イベントの明らかな過剰リスクを示す結果は認められなかったと報告されています。一方で、本研究は後ろ向き観察研究であり、イベント数にも限りがあることから、長期的な安全性をより詳細に評価するためには、今後さらに大規模な前向き研究が必要であるとしています。
FACT BOX ・ 要点整理
- 出典:PR TIMES
- 分類:調査
- 関連組織:HELENE BIO Group