日本スマートフォン市場は依然としてiPhoneが主流である。日本LINE Researchが全国の15〜69歳の男女を対象に実施した調査によると、現在使用しているスマホブランドや次に購入したいブランド、買い替え時に重視する条件について明らかになった。結果として、Apple(iPhone)は現使用率でも将来的な購入意向でもトップであり、すべての年齢層で他ブランドをリードしている。
調査では、現在個人で使用しているスマートフォンブランドについて尋ねた。複数台所有している場合は、最もよく使う端末を回答対象とした。全体では、Apple(iPhone)が約55%の使用率で1位となり、15〜69歳の日本人の半数以上がiPhoneを使用していることがわかった。2位はGoogle(Pixel)、以下Samsung(Galaxy)、Sony(Xperia)、Sharp(AQUOS)と続くが、いずれも10%未満であり、iPhoneとの差は明確である。
年齢層別に見ると、iPhoneはすべての世代で1位を獲得しているが、特に若年層での集中度が高い。10代で65%、20代で72%、30代で62%と、20代では10人中7人以上がiPhoneを使用している。40代以降は50%前後で推移している。性別では、10〜30代の女性の70〜75%以上がiPhoneを使用しており、女性での支持率が高い傾向がある。
Google(Pixel)は現使用率では2位だが、全世代で10%未満にとどまっている。10代7%、20代5%、30代6%と低調だが、40代と50代で11%、60代で10%と、中高年層での存在感がやや高い。他社Androidブランドでは、Samsung(Galaxy)は各世代で6〜8%と均等な分布。Sony(Xperia)は10・20代で4%だが、50代8%、60代7%と中高年層で支持が厚い。Sharp(AQUOS)も同様に、40代8%、50・60代9%と、年齢が上がるほど支持率が高くなる傾向がある。
次に購入したいブランドについては、Apple(iPhone)が55.6%で全体1位。現在の使用率とほぼ同じであり、ユーザーのロイヤルティの高さと、未使用層への継続的な吸引力を示している。2位はGoogle(Pixel)の15.2%で、現使用率を上回っており、今後の成長余地がある。
3位はSony(Xperia)8.3%、4位Samsung(Galaxy)7.8%、5位Sharp(AQUOS)5.7%。また、「未定/わからない」が15.7%とPixelを上回っており、一定数のユーザーがブランド選択を保留している状態。「スマートフォンの購入予定なし」は1.9%。
年齢層別に見ると、iPhoneはすべての世代で1位。10代70.1%、20代70.0%、30代60.8%と、若年層での購入意向が非常に高い。40代48.7%、50代48.0%、60代49.0%と、中高年層でも1位だが、リード幅は縮小している。
Google(Pixel)はすべての年齢層で2位。10代12.7%、20代15.3%、30代14.3%、40代17.5%、50代18.1%、60代10.6%。40〜50代で特に支持が高く、中年層へのアピール力が強い。
3位以降には世代差が顕著。10・20代はSamsung(Galaxy)が3位(11.2%・9.8%)、30・40代はSony(Xperia)が3位(9.2%・9.0%)、50代はSharp(AQUOS)とSonyが同率8.0%、60代はSonyが9.2%で3位。若年層はiPhoneに次いでGalaxy、中高年層はSonyやSharpへの親和性が高い。
「未定/わからない」の割合は、40代以上で顕著に増加。40代18.1%、50代18.0%、60代23.9%。特に60代女性では約30%が未定としており、年齢が上がるほどブランド選択の柔軟性が高まっている。
次にスマホを購入する際に重視する条件(複数回答可)では、「バッテリー持続時間」が31.3%で1位、「コストパフォーマンス」30.1%で2位、「ストレージ容量」26.6%が3位、「操作のしやすさ」22.3%、「OS」22.0%が続く。実用性と安定性が重視されており、ブランドよりも日常使用の安心感が優先されている。
若年層では順位が異なる。10代は「ストレージ容量」43.1%が圧倒的1位。次に「通信速度/処理速度」26.9%、「バッテリー」25.7%、「カメラ/動画機能」22.2%、「コストパフォーマンス」19.4%。特に10代女性は容量とカメラ機能を重視し、SNSや動画共有との関連が推測される。外観デザインやゲーム性能への関心も他世代より高い。
20代も「ストレージ容量」33.0%が1位、「バッテリー」31.6%、「コストパフォーマンス」27.7%、「OS」23.6%、「操作のしやすさ」21.2%。若年層のスマホは、エンタメや自己表現、コミュニケーションのツールとしての側面が強い。
30代以降は実用性重視にシフト。30代は「バッテリー」30.4%、「コストパフォーマンス」28.7%、「ストレージ」28.2%が上位。40代は「コストパフォーマンス」32.4%が1位、「バッテリー」31.6%が2位。50代も「コストパフォーマンス」33.5%、「バッテリー」32.6%と同様。60代は「バッテリー」32.1%、「コストパフォーマンス」31.5%、「操作のしやすさ」28.2%がトップ3。高齢層ほど操作の簡便さが重視される傾向がある。
FACT BOX ・ 要点整理
- 出典:PR Times
- 分類:調査
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