強烈な台風バウェイが台湾に次第に接近しており、気象専門家リン・デーニエン氏はフェイスブックで警告を発した。バウェイ台風は目壁置換を経ており、暴風圏の範囲が再び拡大する傾向にあるという。これにより、過去25年間で警報が発令された台風の中で「記録的な最大規模」となった。

ファンページ「台湾台風フォーラム|天気急報」もフェイスブックで全台湾の風雨予想時程を掲載。今回の台風の強さから、近年の北部で最も影響が大きい台風になると断言している。

バウェイ台風の構造について、リン氏は目壁の再置換により、暴風圏が拡大し続けていると指摘。現在のデータでは、7級風の平均暴風半径は380キロメートルに達し、10級風の平均暴風半径も180キロメートルに達している。これは過去25年間で警報が発令された台風の中で最大の範囲である。ただし、面積が最大だからといって最も強い台風とは限らないが、現時点での威力では、バウェイは今年の西北太平洋で最も強い台風と並ぶレベルにある。

ファンページ「天気急報」は、今回のバウェイ台風がここ十数年で「西北台」に最も近い形で接近する可能性があると指摘。近代最大の380キロメートルの暴風圏半径を持つ大型台風として、台湾全土に重大な影響を与えるとして警戒を呼びかけている。

最新の気象署の予報に基づくと、各地への影響は以下の通り。

- 北台湾:台風の中心が最終的に上陸するかどうかに関わらず、台風の核心が北部上空を通過するのは確実。今回の強さから、近年で北部で最も影響が強い台風となる可能性が高い。10日昼から外縁の環流が北部陸地に到達し、断続的な風雨が始まる。夜になると風雨が徐々に強まり、11日中は強風と豪雨が続くため、豪雨対策を万全にすべき。

- 中南部平地・澎湖諸島:大型台風のため、中央山脈でも完全に遮断できず、気流が島を回り込んで西半部に吹き込む。10日から平地と澎湖諸島で強風が吹き始め、風力は11日にピークに達する。10級以上の風が予想される。雨については、10日深夜から断続的な風雨が現れ、11日に台風が台湾北部を通過した後、中南部が風上側に変わるため、雨量がさらに増える。

- 中南部山岳地帯:10日まではほとんど影響なし。しかし、11日に台風の中心が台湾北部を通過した後、中南部山岳地帯が風上側に変わるため、雨量が顕著に増加。予報ではかなりの雨量が見込まれており、豪雨対策が必要。

- 宜蘭・北花蓮:台風の第一線に位置し、10日から断続的な風雨が始まり、夜になるほど強くなる。土曜日の昼間に最大の風雨となる。特に宜蘭地区では、台風が最終的に上陸する場合、この地域が最も可能性が高い。その場合、目壁が直接接触するため、猛烈な風雨が予想される。ただし、上陸の可否は台風中心が非常に接近するまで判明しない可能性があるため、常に警戒が必要。

- 南花蓮・台東:山脈の遮断により、風雨の影響は比較的少ない。ただし、11日午前中にフェーン現象が発生する可能性があり、極端な高温に注意が必要。特に花東縦谷がフェーンの発生ポイントとなる。11日午後以降、南風に変わるにつれて、台東沿岸の風雨が強まるため、注意が必要。

- 金門・馬祖:金門は台風から距離があるため影響は小さいが、外縁環流による雨に注意。馬祖は台風の中心に直接襲われる可能性があり、11日から12日にかけて強風と豪雨に警戒が必要。

FACT BOX ・ 要点整理

  • 出典:PR Times
  • 分類:ニュース