中聯油脂が下流メーカーに提供していた大豆サラダ油から、発がん性物質であるベンゾピレンが基準値を超えて検出され、台湾全土で消費者の不安が広がっています。賴清德総統は『食品安全の守護には妥協の余地がない。法に基づき責任を追及し、一切の寛大は認めない』と明言しました。また、卓榮泰行政院長も『最速かつ最高基準で対応する。該当製品は即時回収、責任者は厳しく処分する』と述べました。
総統と行政院長が責任追及を強調する一方で、問題は『誰の責任か』に移っています。現時点で、食品薬品管理局(食薬署)は中聯油脂に対し『通報の遅れ』を理由に1.65億円の罰金を科しています。国民党と台湾民众党は、衛生福利部長の石崇良氏と食薬署長の姜至剛氏の辞任を求めています。台中市長の盧秀燕氏と台北市長の蔣萬安氏は、中央政府が事件発生後に『蓋牌』(情報を隠蔽)してメーカー名を公表しなかったと批判しています。
一方、民進党台中市議会党団は、事後の厳罰よりも事前の源流チェックが重要であり、台中市政府が源流管理を怠ったと指摘しています。国民党立法院党団は、石崇良部長が7月3日に卓榮泰院長に『第一層の油品のみを回収する』という対応を報告し、卓院長が『再考を要す』と指示したことを明らかにし、中央の対応が蓋牌だったと疑問を呈しています。
台湾の食品安全関連法規は主に『食品安全衛生管理法』(食安法)によって定められています。しかし、今回の事件を受けて、中央政府、地方政府、企業のいずれが主たる責任を負うべきか、法的・政治的論争が激化しています。消費者の健康を守るためには、透明性のある情報開示と迅速な危機管理が不可欠です。
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- 出典:PR Times
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