去年此时、ほとんどすべての専門家が、アメリカの雇用統計が低下に転じると懸念していた。しかし、今年に入ってからは、アメリカの労働市場が着実に回復し、毎月平均で約9万2000人の雇用が増加している。数字としては目立たないが、安定した動きを見せている。2025年後半に毎月8000人の雇用が減少していた状況と比べれば、明らかに改善していると言える。
6月の雇用統計では、新規雇用の増加は予想を下回ったものの、失業率は4.3%から4.2%に低下した。一見すると好材料に見えるが、その背景には必ずしも好ましい状況が反映されているわけではない。
問題は、当月の労働力人口が大きく減少した点にある。市場では次第に、労働力の伸びが数か月間横ばいとなっており、その要因の一つとして、ベビーブーム世代の本格的な退職が始まっている可能性が指摘されている。
このトレンドは、単なる労働市場の話にとどまらない。退職による退職金の引き出しや資産の再配分が進むことで、株式市場への資金供給構造にも変化が生じる。つまり、早期退職の波が、逆に株価の上昇を支える「燃料」となっている可能性があるのだ。
詳細な分析は、VIP会員向けに公開されている。図表は『ウォール・ストリート・ジャーナル』の提供による。
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FACT BOX ・ 要点整理
- 出典:PR Times
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