行政院主計總處がこのほど、最新の5月給与統計調査を発表しました。端午節の賞与の影響を受け、全従業員(正社員・パート・本國人・外国人を含む)の平均総給与は6万1,902元に達し、単月で2桁の驚異的な成長を記録しました。しかし、好調な平均データの裏では、給与の分配格差が顕著です。本國籍の正社員に限定して分析すると、固定月給の中位数は依然として4万円未満にとどまっており、台湾には半数以上の正社員が、毎月の固定給が40Kに届いていない実態があります。

端午賞与の効果で5月の全従業員総給与が11%以上増加

主計總處の統計データによると、5月の全従業員の「經常性給与」(いわゆる固定月給)の平均は4万7,796元で、前月比0.08%の小幅増、前年同月比では2.88%増加しました。しかし、賞与や業績インセンティブ、残業手当などの「非經常性給与」約1万4,106元を加えると、5月の平均総給与は6万1,902元まで急上昇します。

この総給与は前月比で11.56%の爆発的成長を記録し、前年同月比でも7.20%の大幅増となりました。主計總處は、5月の総給与が大きく伸びた主因として、今年の端午節が5月にあったことを挙げています。多くの企業が端午節直前に賞与を支給する習慣があるため、この節慶賞与の大幅な反映が、非經常性給与を押し上げ、結果として総給与の平均を大きく引き上げたのです。

半数が40K未満?正社員の給与中位数が示す労働の現実

全従業員の平均総給与が6万円を超えたとはいえ、平均値は極少数の高給取り(例えばハイテク業界や金融業界、高級管理職など)の給与によって引き上げられるため、大多数の労働者の実態を正確に反映していない可能性があります。統計範囲を本國籍の正社員に限定すると、5月の平均經常性給与は5万483元(前年比約3%増)、賞与などを含む総給与は6万5,542元(前月比11.45%増)となります。

しかし、給与分布の中心をより正確に示す「經常性給与中位数」は、5月時点で3万9,641元にとどまりました。中位数とは、すべての正社員の給与を低い順に並べたときの中央に位置する金額を指します。この数字が4万円に届いていないということは、台湾には実に50%、つまり半数の本國籍正社員が、毎月の固定給が3万9,641元未満であることを意味します。多くの労働者が平均給与の上昇をニュースで見ても、自分の手取りは依然として「3万円台」のまま。これが、多くの人々が給与成長を実感できない最大の理由です。

業界平均が7万円超も!宿泊飲食業の低賃金問題は未解決

産業別の横比較から見ると、国内各業界の給与格差は依然として非常に大きいです。今年1~5月の累計統計によると、多くの民生消費関連産業の給与水準は依然として全体平均を大きく下回っています。特に近年、人手不足が深刻な宿泊・飲食業は、平均經常性給与が3万4,964元にとどまります。美容・理容、物品修理などを含む「その他のサービス業」も、平均經常性給与は3万6,574元です。台湾の雇用の柱である製造業全体でも、平均經常性給与は4万5,550元に過ぎず、ややハイテク恩恵を受けている電子部品製造業でも、平均月給は約5万6,813元です。

一方で、専門性が高く、資本・知識集約型の業界は、給与を大きく押し上げる効果を持っています。「専門的・科学的および技術サービス業」の平均經常性給与は5万7,991元に達し、「出版・映像・情報通信業」(ソフトウェア、メディア、通信を含む)は平均6万9,317元と高水準です。そして、いわゆる「金飯碗」とされる「金融・保険業」は、平均經常性月給7万802元で、すべての業界で最も高い水準にあり、業界間の固定給の差は倍以上に達しています。

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  • 出典:PR Times
  • 分類:調査