アメリカ大統領のトランプ氏は、カナダで発生している多数の山火事によって発生した煙がアメリカ各地に広がっていることについて、カナダの責任だと非難し、その対応としてカナダ製品に課している関税に、汚染によるコストを上乗せする意向を示した。
ロイター通信の報道によると、カナダで数百件発生している山火事の煙が、昨日から今日にかけて、アメリカ中西部から東北部にかけて広範囲にわたって覆い被さっており、当局は住民に対して屋内退避を呼びかけている。
アメリカのニューヨーク市も、カナダ東岸の山火事の影響を受けて、一時的に濃い霧に覆われた状態となった。(AP通信)
カナダのカーニー首相(Mark Carney)と対立姿勢を示すトランプ氏は、「この状況は完全に受け入れがたい」と述べ、直接電話をかけて対応を問いただすつもりだと表明した。
トランプ氏は自身のソーシャルメディアプラットフォーム「トゥルース・ソーシャル(Truth Social)」で、「我々はカナダが森林の適切な管理を怠った責任を取らせます…アメリカは理由なく、汚く、汚染され、健康を害する空気にさらされています」と投稿した。
さらに、「これは意図的な怠慢であり、毎年の恒例となっています。これによりアメリカは数十億ドルの損失を被っています。この汚染によって生じるコストは、カナダが現在支払っている関税に上乗せされます」と強調した。
しかし、気候専門家らは、近年の森林の乾燥化が火災の頻発を招いている背景には、気温の上昇があると指摘している。カナダは世界最大規模の森林面積を持つ国である。
ブリティッシュコロンビア州のトンプソンリバーズ大学で森林火災を研究しているマイク・フラニガン教授(Mike Flannigan)は、「気候が温暖化するにつれて、暑く、乾燥し、風が強く、極端な天候が火災の拡大を助けています。今後もさらに多くの火災が発生するでしょう」と語った。
トランプ政権は2025年に就任直後に、カナダからの主要な輸入品に対して関税を課している。
カーニー首相の事務所は、コメントの依頼に対して即座に応答しなかった。カーニー氏は昨日、気候変動対策をさらに強化すべきだとアメリカに呼びかけた。気候変動は地球規模で気温を上昇させ、極端な高温がより頻繁に発生する要因となっていると指摘している。
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- 出典:PR Times
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