高雄市長選挙戦がますます熱を帯びており、最新の世論調査は藍と緑の対決構図を反映するだけでなく、現職市長である陳其邁氏の市政実績が民進党にとって最も強力な後押しとなっていることを浮き彫りにしている。年代民調センターが発表した最新調査によると、陳其邁氏の施政満足度は80.9%に達し、過去最高を記録した。特に注目すべきは、国民党支持者のうち61.6%が満足しているのに対し、不満を示したのは26.9%にとどまり、「国民党支持者も陳其邁を支持する」という稀な現象が起きている点だ。このように、党派を超えた高い支持率は、民進党が年末の選挙で有利な立場を築く要因となっている。

調査によると、陳其邁氏の全体的な施政満足度は80.9%で、そのうち32.6%が「非常に満足」、48.4%が「まあ満足」と回答した。一方、不満を示したのはわずか10.6%にとどまり、市政運営が圧倒的な支持を得ていることがわかる。

特に注目されるのは、クロス集計の結果である。民進党支持者の満足度は98.6%に達し、事実上「ネガティブ評価ゼロ」といえる状況だ。一方、国民党支持者でも61.6%が満足しており、つまり10人の国民党支持者のうち6人以上が陳其邁氏の市政を評価していることになる。この比率は不支持者の2倍以上である。また、台湾民众党支持者の満足度も59%に達し、無党派層では73.9%と、陳其邁氏の評価が政党の壁を越えていることが明確になった。

年齢層別の分析でも全面的な優位が示された。20~29歳の若年層の満足度は98.3%に達し、ほぼ全員が支持している。40~49歳は86.6%、30~39歳は82%、満足度が比較的低めの50~59歳層でも73.9%、60歳以上でも74.1%と、すべての世代で高い評価が得られている。

また、年末の高雄市長選挙情勢についても調査が行われた。民進党の頼瑞隆氏と国民党の柯志恩氏が対決する場合、頼瑞隆氏の支持率は36.2%で、柯志恩氏の23.6%12.6ポイント上回っている。 undecided(未定)は32.8%。また、「誰が当選すると予想するか」という問いに対しては、40.4%が頼瑞隆氏を、16.2%が柯志恩氏を挙げており、現職の陳其邁氏の高い満足度が次世代候補への支持に確実に繋がっていることがわかる。

さらにクロス分析によると、陳其邁氏の施政に満足している有権者のうち、43.7%が頼瑞隆氏を支持しているのに対し、柯志恩氏を支持するのは18.6%にとどまる。これは、陳其邁氏の高い満足度が民進党の後継候補の選挙優位に直接つながっていることを示しており、頼瑞隆氏にとって最大の政治的資産となっている。

この調査は、年代民調センターが7月16日から18日にかけて、高雄市に住民登録があり、20歳以上の市民を対象に電話インタビュー(CATI)方式で層別無作為抽出を行い、有効回答1,071件を収集したものである。信頼水準95%におけるサンプル誤差は±3%。すべてのデータは加重処理されている。

年末選挙を控える中、現職市長が藍緑の境界を越えて80%を超える満足度を獲得し、後継候補の頼瑞隆氏も支持率と当選期待でリードしている。最新の世論調査は、高雄の選挙情勢が「市政の成果が次期選挙に継承される」流れと、「国民党側の追い上げのプレッシャー」という二つの構図が共存していることを示している。

FACT BOX ・ 要点整理

  • 出典:PR Times
  • 分類:調査