詐欺グループは、一般市民のSNSアカウントを不正取得し、本人になりすまして友人へ金銭を要求する手口をよく用いています。今回、その標的が公的立場にあった人物にまで及んでいます。消防署は本日(21日)、元消防署長・陳文龍氏のLINEアカウントが不正アクセスされたことを発表しました。同署は「偽の署長」と見られる会話スクリーンショットを公開し、その中で陳氏のアカウントが「今すぐ10万円を借りられないか」と相手に依頼している様子が確認できます。

消防署によると、陳文龍氏のLINEアカウントは不正アクセスを受け、すでに警察に通報されています。「本日、多数の消防関係者、一般市民、メディア記者が陳前署長から金銭を借りるメッセージを受け取っています。どうか騙されないでください」と呼びかけています。

公開された会話画像では、「偽陳文龍」が『今、10万円借りられますか? 費用を支払う必要があり、金曜日に返済します』と送信。相手が『署長のアカウントを教えてください』と返すと、『今すぐ使う必要があるため、アカウントを教えます。今すぐ振り込み可能ですか? 金曜日に確実に返済します』と強調し、その後に銀行口座番号を提示しています。

ネットユーザーからは、「上司のLINEアカウントが盗まれたら、最も騙されやすい。立場上断りづらくなるから」との声や、「詐欺グループにとっては宝の山だな、こんな信用のあるアカウントを手に入れたなんて」との皮肉も上がっています。また、「いくら送っても、洗浄口座警告対象になる可能性がある」と注意喚起する声も見られます。

実際に、ある市民は1円を該当口座に送金し、口座名義を確認。その名前は「陳O全」と判明し、陳文龍氏の本名と一致しないことから、いわゆる“人頭口座”であることが証明されました。また、ネット上では『警視総監じゃなくてよかった』『そんなにあっさり貸すなら、人間として成功してるね』など、皮肉交じりの反応も相次いでいます。

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  • 出典:PR Times
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