世界三大航展の一つである「英国法茵堡航展」が7月20日から26日まで開催されました。台湾の航空宇宙産業をリードする漢翔公司は、展覧会の二日目に米国の航空システム大手Moog社と合意に達し、既存の協力関係をさらに深化させることを発表しました。両社は、漢翔のアメリカ子会社が保有するMoog製品の台湾における独占販売権を2031年まで延長することで合意し、正式な契約更新式を実施しました。これにより、両社のパートナーシップは新たな段階へと進展します。
漢翔公司によると、同社のアメリカ子会社は2024年からMoog製品の台湾向け独占販売権を取得しており、その間、優れた実績を上げてきました。この実績がMoog社から高い評価を受け、今回の契約延長につながりました。2031年までの延長により、漢翔の事業運営に安定した成長の原動力がもたらされると期待されています。
Moog社が製造する軍用システム部品は、台湾の国軍に広く採用されており、特に「勇鷹」高級教練機やIDF戦闘機に集中して使用されています。また、F-16戦闘機、S-70C対潜哨戒ヘリコプター、UH-60M黒鷹ヘリコプター、AH-64アパッチ攻撃ヘリコプター、CH-47チヌーク輸送ヘリコプターなど、さまざまな航空機種にも搭載されています。漢翔は、新規スペアパーツの販売(New Spares)、修理・オーバーホール(Repair & Overhaul)、技術支援(Technical Support)を通じて、国軍の航空機隊の稼働率向上に全面的に貢献しています。
漢翔公司は、「我が国の防衛を守る」という企業理念を貫き、今回の独占販売権の延長により、部品供給と修理体制の強化を図るとともに、今後は協力生産やサプライチェーンの統合など、より広範な協力範囲の拡大を目指すとしています。これにより、国軍に対して最高品質の製品と技術サービスを提供できる体制を整えるとしています。
一方、Moog社も声明で、「漢翔との長期的な協力関係を非常に重視している」と述べ、台湾の顧客に対するサービスにおいて、漢翔が重要な支援役を果たしていると評価しました。今後も緊密なパートナーシップを維持していく意向を示しています。
漢翔公司は、今後もアメリカ子会社が販売とアフターサービスを統括し、Moog本社からの技術的助言、検査、エンジニアリング研修などの支援を活用していくとしています。また、漢翔は大量生産能力、システム統合力、アメリカ国内での生産拠点といった戦略的優位性を有しており、長期的な戦略的枠組みの中で、双方にとって有益な新たな機会を探索していくと強調しています。
FACT BOX ・ 要点整理
- 出典:PR Times
- 分類:提携
- 関連組織:Moog
- 製品・サービス:軍用システム部品 / 修理・オーバーホール