英国の高等教育調査機関QSが2027年のベスト留学都市ランキングを発表し、台湾は5都市が世界150都市に選ばれました。台北市は教育と生活の魅力が高く評価され、世界第14位を維持。新竹市は第74位で、台湾で2都市目の世界トップ100入りを果たしました。台中市、桃園市、そして初登場の高雄市はそれぞれ第126位、131位、134位となりました。一方、過去にトップ100入りしていた台南市は今回ランク外となりました。
台湾の留学都市が評価された最大の強みは「可負担性」です。QSの調査では、都市人口25万人以上、かつ2校以上の大学がQS世界大学ランキングに選ばれていることが対象条件です。評価項目には大学ランキング、居住満足度、費用対効果、学生構成、雇用者活動などが含まれます。台湾の5都市は「可負担性」で全都市が世界トップ30入りを果たしました。特に生活費が高いとされる新竹市でさえ、この項目で世界第26位となり、高品質でコストパフォーマンスに優れた教育環境が裏付けられました。
世界全体では、2027年のベスト留学都市トップ4はソウル、東京、ロンドン、メルボルン。ミュンヘンとシドニーが5位で並び、7位から10位はパリ、ベルリン、ウィーン、チューリッヒが占めました。アジア都市は複数の指標で首位を獲得。ソウルは「大学ランキング」で、東京は「雇用者活動」で、デリーは「可負担性」でそれぞれ世界1位となりました。台北の上位にはシンガポール(11位)と北京(12位)が位置しています。
台湾からの韓国への留学人気は高まっており、2016年の265人から2024年には2,150人に増加し、711.3%の伸びを記録。韓国は台湾学生の新たな留学先として注目されています。
台湾の都市は生活コストの面で優位性を持つ一方、「雇用者活動」の指標では課題が残ります。この指標は、国内外の雇用者がその都市の卒業生をどれだけ高く評価しているかを測ります。台北は48位、新竹は89位と比較的高いものの、台中、桃園、高雄は143位~148位と後塵を拡げました。QSは、台湾の大学卒業生は実務能力が高く、産学連携も活発で「就職成果」は優秀だと評価。特に台湾大学は世界第10位、政治大学も65位と高い評価を得ています。しかし、こうした成果が「雇用者評判」として国際的に十分に反映されていないと指摘。台湾大学のみが「雇用者評判」で世界64位とトップ100入りし、他の大学は順位低下が目立つ結果となりました。これは、グローバルな雇用者にとって台湾人材の認知度がまだ十分でないことを示唆しています。
FACT BOX ・ 要点整理
- 出典:PR Times
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