湿疹は、アトピー性皮膚炎、汗疱、接触性皮膚炎、脂漏性皮膚炎など、皮膚に炎症、赤み、脱屑、組織液の滲出を引き起こすさまざまな皮膚疾患の総称です。発作の原因は内外両面にあり、特に激しいかゆみを伴うことが特徴です。
外的な誘因としては、海鮮、卵、辛い食べ物、牛乳、花粉、動物の毛、ダニ、衣類の摩擦などが知られています。内的な要因としては、不安やストレスも湿疹の再発を促す要因となります。
中医の見地では、湿疹や乾癬などの皮膚病は主に「風、湿、熱、燥」という四つの証候に分けられ、それぞれ「祛風、除湿、清熱、潤燥」の治療法が用いられます。
湿熱型の皮膚病では、皮膚が赤く腫れ、滲出液が出て、ただれた状態になります。このようなタイプには、薏仁、赤豆、冬瓜、白扁豆、緑豆、苦瓜、キュウリなどの除湿作用のある食材が有効です。また、清熱作用のある食材としては、緑豆、蓮子、苦瓜、キュウリ、タケノコ、セロリ、レンコンなどが挙げられます。
皮膚に赤み、滲出、ただれ、湿った黄水が出る患者は、揚げ物、甘いもの、乳製品、生冷の食べ物を避けるべきです。
一方、風燥型の皮膚病では、皮膚が乾燥し、鱗屑が剥がれ、ひび割れ、かゆみが強いが滲出液がない状態が見られます。このタイプには、黒ごま、クルミ、キノコ、銀耳、百合、ゴマ油などの潤燥作用のある食材が適しています。
乾燥・脱屑のある患者は、エビ、カニ、ピーナッツ、唐辛子、アルコールなどの刺激物も避けるべきです。
【セルフツボマッサージ】 - 風湿型湿疹:豊隆穴(すねの外側、膝下約8本指の位置) - 風熱型湿疹:曲池穴(肘の横じわの外側のくぼみ) - 湿熱型湿疹:足三里(膝の外側下約4本指、すねの前縁から横に1本指のくぼみ) - 風燥型湿疹:三陰交(内くるぶしからすねを上に4本指の幅)
【日常生活のケアポイント】 1. 清潔を保つ ・入浴剤:中性・弱酸性・マイルドなボディソープを選ぶ。アルカリ性石鹸の過剰使用は避ける。 ・入浴頻度:通常の頻度で十分。頻繁に浴びすぎない。 ・入浴後:皮膚が湿っているうちにすぐ拭き、すぐに保湿剤を塗って水分を閉じ込める。
2. 保湿は必須 ・保湿剤の塗布:無香料・シンプル成分のものを1日2回以上。乾燥時には追加。 ・角質ケアの禁止:角質層はバリア機能。無理な角質除去は乾燥や不快感を悪化させる。 ・冷罨法:湿疹発作時は、冷水で濡らしたタオルやガーゼで患部を冷やし、赤みや熱感を和らげる。 ・掻かない:掻くと症状が悪化。冷罨法、適切な薬の塗布、就寝時に手袋の着用で防止。
3. 通気性の良い服装 ・素材:吸湿・通気性の良い綿素材を。ウールやナイロンなど刺激になりやすい素材は避ける。 ・汗対策:汗をかいたらすぐにハンカチやタオルで拭き取る。汗が皮膚に残らないようにする。
4. 飲食に注意 ・アレルゲンの回避:過去に反応した食物は避ける。 ・刺激物の摂取減:高脂肪、揚げ物、辛いもの、糖分飲料、人工色素、保存料は控える。 ・和食中心の食事:抗炎症作用のある緑葉野菜、果物、豆類、魚などを適度に摂取。
5. 環境の清潔さ ・掃除:定期的に掃除し、ほこりの蓄積を防ぐ。 ・アレルゲンの除去:毛布のおもちゃ、カーペットなどダニが住み着きやすいものを撤去。 ・刺激物の回避:香水、芳香スプレー、線香、副流煙は避ける。 ・新製品に注意:特定部位に湿疹が出たら、新しく使った化粧品、スキンケア、洗剤が原因かも。
※画像:馬光中医提供 ※元記事タイトル:皮膚の赤色警報!中医が難治性の乾癬とアトピー性皮膚炎をどうケアするか ※責任編集:魏甫丞
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