自動車の安全性は非常に重要です。米国で信頼性の高い消費者評価機関である『Consumer Reports(消費者報告)』は、このほど最新の「Safety Verdict(安全評価)」を発表しました。今回は単一車種のテストではなく、ブランド全体の製品ラインにおける安全性能を初めて総合的に評価した点が特徴です。その結果、日本のマツダがトップに輝き、トヨタやテスラといった国際的大手メーカーを抑え、今年最も安全な自動車ブランドとなりました。

『Consumer Reports』による最安全自動車ブランドTOP10は以下の通りです。

1. マツダ(Mazda) 2. ジェネシス(Genesis) 3. アキュラ(Acura) 4. リンカーン(Lincoln) 5. ヒュンダイ(Hyundai) 6. ホンダ(Honda) 7. 日産(Nissan) 8. アウディ(Audi) 9. スバル(Subaru) 10. キア(Kia)

最新のランキングによると、マツダが全体の安全性能で1位となり、2位から10位まではジェネシス、アキュラ、リンカーン、ヒュンダイ、ホンダ、日産、アウディ、スバル、キアの順で続きます。

一方、安全性で定評のあるボルボは12位、トヨタ(Toyota)は14位、テスラ(Tesla)は26位と低迷し、多くの消費者にとって意外な結果となりました。

マツダ(Mazda)に対する評価

実際に、最安全ブランド1位となったマツダのユーザー評価を見てみると、「同クラスの環景カメラに敵なし、内装の質感も抜群、整備性も高い」「マツダ3の防音性能は同クラスでトップクラス。ドアを閉めたときの厚みのある感じと、外部の音が遮断される感覚が素晴らしい。車内での異音を嫌う私にとって、日本からの純正輸入の組み立て品質は安心できる」「馬力は猛烈ではないが、日常使用には十分。強く踏み込めばちゃんと加速するし、車体剛性も非常に高い!カーブも安定していて、タイヤが鳴くまで追い込むのが難しいほどだ。この車を買ったことで、『運転』という行為がより好きになった」「外観のラインが美しく、整備性も抜群。本当に満足している」「駐車してエンジンを切るたびに、思わず車を振り返ってしまう。マツダのデザイナーは本当に魂を込めて設計している。あの流れるようなラインは、走っているだけで注目を集める」「このエンジン+トランスミッションの組み合わせは非常に燃費が良い。高速道路をスムーズに走れば、簡単に18~20km/Lを達成。市街地の平均燃費も14~15km/Lを維持でき、高速と市街地の走行比率は約7:3」「外観もよく、質感も高く、操縦性もよく、整備性も高く、燃費も良い。社会人になりたてで、スペースにこだわらず100万円以内で人生初の車を買いたいなら、マツダ3が間違いなく最良の選択だ」「駐車してエンジンを切るたびに、思わず車を振り返ってしまう。マツダのデザイナーは本当に魂を込めて設計している。あの流れるようなラインは、走っているだけで注目を集める」「マツダ3には15年間乗ってきた。子どもが大きくなったため、やむを得ずより大きな車に乗り換えたが、次はヨーロッパの輸入車にする予定だ」など、高い満足度がうかがえます。

評価方式の大幅変更:操作インターフェースと運転集中力の評価を導入

今回の評価の最大の変更点は、衝突テストの結果だけを見るのではなく、「事故防止能力」と「運転操作のしやすさ」を新たに評価項目に加えたことです。評価内容には、車両自体の衝突保護性能に加えて、高速域での自動緊急ブレーキ(AEB)、ブラインドスポット警告(BSW)、後方交差点接近車両警告(RCTW)といった先進安全装備が全車系で標準装備されているかを確認。さらに、インフォテインメントシステムの操作が簡単かどうかを評価し、運転中の注意力散漫による事故リスクを減らすことを目的としています。

『Consumer Reports』の自動車テスト部門シニアディレクター、ジェイク・フィッシャー氏は、いくつかのブランドの順位が下がった主な理由は衝突保護性能の不足ではなく、車内インターフェースの設計が運転安全に影響していると指摘しています。たとえば、ボルボやテスラの多くのモデルでは、エアコンや各種設定を中央のタッチスクリーンに集中させているため、運転中に操作する際に頻繁に画面を見ることになり、注意力が散漫になりやすい。このため、操作性の項目で減点されたと説明しています。

また、スバルの一部のモデルではブラインドスポットモニターが全車系標準装備ではないこと、大型SUVやピックアップトラックではブレーキ距離が長く、緊急回避性能が低いことなどが、ブランド全体の安全スコアを下げている要因として挙げられています。

『Consumer Reports』は、ブランドの安全性能を「Basic(基本)」「Better(良好)」「Best(優良)」の3段階に分類しています。

- Basic(基本):米国運輸省道路交通安全局(NHTSA)が定める連邦安全基準を満たしていること。 - Better(良好):法的基準に加え、歩行者検出機能付き自動緊急ブレーキが標準装備で、車両重量が2,500ポンド(約1,134kg)以上。ブレーキやハンドリングテストで平均以上の成績を収め、米国高速道路安全保険協会(IIHS)の正面・側面衝突テストで一定の評価を得ていること。 - Best(優良):衝突テストで優れた成績を維持するだけでなく、車内インターフェースが最低評価を受けていないこと。さらに、高速自動緊急ブレーキ、ブラインドスポット警告、後方交差点接近車両警告の3つの先進安全装備が全車系で標準装備されていることが条件です。

資料提供:『Consumer Reports』 責任編集/陳得馥

FACT BOX ・ 要点整理

  • 出典:PR Times
  • 分類:調査
  • 関連組織:Toyota / Honda / Tesla