日本観光庁は本日、2026年4月から6月までの第二四半期における「訪日外国人消費動向調査」の結果を発表しました。統計によると、この期間中の訪日外国人による総消費額は2兆5,096億円に達し、前年同期比で0.2%の小幅な増加となりました。
注目すべき点は、これまで主要な観光客層であった中国からの旅行者の消費総額が、前年比でほぼ半減するという大幅な減少を記録したことです。しかし、その一方で、台湾、アメリカ、インドネシア、シンガポールなどからの旅行者の消費力が強く伸びており、中国市場の縮小による消費の穴をしっかりと埋めていることが明らかになりました。
2026年第二四半期における訪日外国人の「消費総額」国別ランキングは以下の通りです。アメリカが3,848億円を記録し、前年比8.5%増で消費額トップとなりました。台湾は3,639億円(前年比27.9%増)で2位、中国は2,592億円(前年比48.8%減)で3位、韓国は2,589億円(前年比12.2%増)で4位となりました。以下、香港(1,452億円)、オーストラリア(1,059億円)、タイ(718億円)、英国(687億円)、カナダ(681億円)、シンガポール(600億円)がトップ10に入りました。
また、新興市場からの需要も大きく、インド(407億円、前年比43.8%増)、インドネシア(422億円、前年比40.3%増)、マレーシア(394億円、前年比39.8%増)、ロシア(275億円、前年比62.3%増)などが日本観光産業を支える重要な存在となっています。
さらに、一人当たりの「平均消費額」(=人均消費)を国別に見ると、ランキングは大きく異なります。長距離路線や中東からの旅行者が非常に高い消費力を示しており、メキシコが51万4,925円で1位、中東地域が48万2,836円で2位、英国が45万6,493円で3位となりました。中国は26万6,753円で15位、台湾は19万6,641円(約3万9,000新台湾ドル)で21位、韓国は9万9,542円で最下位となりました。韓国は短期間の「即日帰国型」旅行が多いため、一人当たりの消費額が低くなっています。
今回の調査結果から、日本への訪日外国人市場の構造が大きく変化していることが読み取れます。アメリカが正式に最も重要な高消費層として台頭し、台湾も着実な成長を遂げて第2の主要市場としての地位を確立しています。一方で、中国市場は訪日人数と一人当たり消費の両方が減少しており、日本観光市場における影響力は過去に比べて弱まっています。
FACT BOX ・ 要点整理
- 出典:PR Times
- 分類:調査
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