超微(AMD)の会長兼CEO、蘇姿丰氏は5月、人工知能(AI)の発展を野球に例え、「9回制の試合なら、今はまだ3回裏だ」と明言した。今後も多くの革新が起こるとの見方を示している。これについて、資深のテクノロジー記者である林宏文氏は、テレビ番組『寶傑怎麼說』で分析し、台湾のこの分野での可能性は台積電にとどまらず、むしろ産業全体の『渡し場』と化していると強調した。将来的な無人機やロボットの発展機会も、台湾に大きなチャンスをもたらすという。

林宏文氏は、過去の経験から、個人用コンピュータ(PC)、スマートフォン、インターネットから現在のAIに至るまで、各産業のトレンドは概して8〜10年続くと指摘。AIはそれ以前の技術よりもさらに大きな波だとし、「2022年末にChatGPTが登場して以来、これは10年続く大波になると考えている」と述べた。2022年から現在までまだ4年しか経っておらず、だからこそ蘇姿丰氏が『第3局』と表現したのだという。

林氏は、台湾の企業は今後も継続的にチャンスを掴めるだろうと語る。AI産業に必要なチップやサーバーなどの部品は「台湾と切り離せない関係にある」とし、まさに『渡し場』の概念のように、「必ずそこを通らなければならない」と強調した。彼は、『渡し場』は顧客と直接競合しないものの、代替が極めて困難だと説明。「淡水から八里へ行くには、船を使うのが最も速いのと同じだ」と例えた。

林氏は、将来どの企業が台頭し、あるいは衰退しても、それらの企業はいずれも台湾という『渡し場』を経由せざるを得ないと断言。台積電を例に挙げ、PC時代、スマートフォン時代、そして現在のAI時代まで、一貫してウエハーファウンドリを担ってきたことで、あらゆるビジネスに参入できていると指摘。仮に将来、NVIDIAが衰退し、新たな企業が台頭しても、その企業もやはり『台積電を経由する』必要があると述べた。

林宏文氏はさらに、台積電だけでなく、台湾の多くのサプライチェーン企業が『渡し場』の役割を果たしていると強調。これらは顧客と競合しないため、将来的な無人機やロボットの発展機会も台湾に開かれていると結論づけた。

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  • 出典:PR Times
  • 分類:ニュース
  • 関連組織:AMD / NVIDIA
  • 製品・サービス:AIチップ / サーバー部品