多くの人が子どもの頃から、使わない電化製品のプラグは抜くようにと教えられてきました。これにより電気代の節約になるとされているからです。しかし、この長年にわたって広まってきた節電習慣は、本当にすべての家電に当てはまるのでしょうか?

実は、プラグを抜くことで「待機電力」を減らせるのは事実ですが、すべての家電が長期間の断電に耐えられるわけではありません。一部の機器では、かえって機能に悪影響を及ぼすだけでなく、故障のリスクを高める可能性すらあります。

待機電力とは?電源を切っても実は電気は使っている

多くの人は、リモコンや本体の電源ボタンを押せば、その家電は完全に電気を消費しなくなると考えがちです。しかし実際には、現代の多くの家電製品は電源を切った状態でも、わずかな電力を消費し続けています。これを「待機電力」と呼びます。

待機電力は、内部の時計の維持、メモリの保存、ネットワーク接続、リモコン信号の受信といった機能のために使われています。見た目はオフでも、内部では微弱な電流が流れているのです。この状態を完全に止めるには、電源を切るだけでなく、コンセントからプラグを抜くか、電源を完全に遮断できるタップを使う必要があります。

どの家電ならプラグを抜くと効果的?テレビや古いエアコンが節電に貢献

すべての家電の待機電力が同じというわけではありません。長期間放置すると、意外に電気代が嵩む製品もあります。

例えばテレビの場合、家庭内の待機電力の約10%を占めるとされています。55型の4Kテレビを例にすると、待機時の消費電力は約0.5ワット。1年間で約100元相当の電気代を節約できる計算になります(電気料金や使用状況により変動)。

また、エアコンも多くの家庭で待機電力の発生源となっています。一般的なエアコンの待機電力は約2.4ワット。使用しない季節に半年間プラグを抜いておけば、一定の節電効果が期待できます。ただし、最近の省エネモデルでは待機電力がほぼゼロに近いものもあるため、必ずしも抜く必要はありません。製品の仕様を確認することが大切です。

プラグを絶対に抜いちゃいけない家電とは?冷蔵庫・温水洗浄便座は要注意

待機電力を減らすためにプラグを抜くのは良いことですが、すべての家電に適用できるわけではありません。

たとえば冷蔵庫は24時間稼働が必要なため、当然ながら電源を抜くことはできません。同様に、温水洗浄便座、ガス給湯器、宅内インターホンなどの設備も、常に待機状態を保っておかなければ正常に機能しません。

さらに、エアコンの中には、長期間完全に電源を切ると、圧縮機内の潤滑油が適切な状態を保てなくなるものがあります。1年以上通電しない場合、再び使用を始めたときに故障するリスクが高まります。そのため、長期間使わない場合でも、定期的に数時間程度は電源を入れておくことが推奨されています。

プラグを抜くデメリット:タイマーや設定がリセットされる

機器のメンテナンス面だけでなく、頻繁にプラグを抜くことで、便利な機能が使えなくなることもあります。

テレビや録画機器などは、完全に断電すると、時計の設定、録画予約、タイマー起動などの機能をすべて再設定する必要があります。また、スマート家電の多くはネットワーク接続が切れ、再びWi-Fiに接続し直したり、アプリで再設定したりする手間がかかります。

このように、プラグを抜くかどうかを検討する際には、節電効果だけでなく、日常生活の利便性にも影響があることを考慮すべきです。

毎日抜くのは面倒?節電タップが便利な代替策

毎日わざわざプラグを抜き差しするのは手間がかかるものです。そんなときは、スイッチ付きの節電タップの利用を検討してみてください。

このタイプのタップは、スイッチ一つで電源を完全に遮断できるため、プラグの抜き差しが不要。手軽に節電ができ、コンセントの摩耗や接触不良のリスクも低減できます。

節電以外のメリット:火災リスクの低減

長期間使わない家電のプラグを抜くことは、待機電力の削減だけでなく、安全面でもメリットがあります。コンセントにほこりがたまり、湿気や放電によって発火するリスクを下げられるのです。

ただし、すべての家電を長期間断電するのはおすすめできません。テレビ、AV機器、古いエアコンなど、長期間使わない製品を中心に管理するのがベストです。一方で、冷蔵庫や温水洗浄便座、常に動作が必要な機器は、通常通りの電源供給を維持することで、節電と機器寿命の両立が可能になります。

出典:『FINANCIAL FIELD』 レスポンシブルエディター/李伊晴

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  • 出典:PR Times
  • 分類:調査
  • 製品・サービス:節電タップ / エアコン