台中市和平区デホラン小学校は、台湾代表として2026年IBA世界ソフトボール少年野球選手権大会に出場しました。7月27日、東京都江戸川区の臨海球技場で開催された決勝戦で、地元日本チームと対戦。1回表に1点を先制されたものの、3回裏に4得点をあげ逆転し、最終的に8対1で勝利を収め、世界チャンピオンとなりました。これは台中市が30年ぶりに国際少年野球の頂点に立った快挙です。
中華代表チームは、大会通算5試合すべてに勝利し、無敗で優勝を果たしました。初戦ではフィリピンを10対0で完封。第2戦ではブラジルを6対0で下し、順調に勝ち進みました。第3戦の中国深圳チーム戦は、前日の大雨で中断し、3回途中から再開。両チームの戦いは拮抗し、最終的に1対0で辛くも勝利し、準決勝進出を決めました。第4戦ではシンガポールを6対0で破り、決勝進出。そして最終戦で日本を8対1で下して優勝しました。
決勝戦では、日本が1回表に先制点を挙げ、1対0でリードしました。しかし、中華チームは地元の応援にも動じず、安定した守備を維持。3回表で日本打線を抑え、3回裏に相手の守備の乱れを突き、打線がつながり、一挙4得点をあげて逆転しました。場外の台湾応援団からは歓声が湧き上がり、チームの士気は高まりました。5回裏にも追加点をあげ、8対1で試合を決定づけました。
しかし、この快挙の裏には大きな資金難がありました。風伝媒が報じたところによると、「台湾の少年野球チャンピオンが海外出場できない!」という事態が発生。デホラン小学校の出場補助が150万円からわずか13万2千円に削減されたのです。学校側によると、監督・コーチ・選手ら23人で構成されるチームの渡航費用は、航空券や宿泊費などを含め150万~180万円が必要と試算されていました。かつてはスポーツ庁時代、全国ソフトボール少年野球選手権の優勝チームには最低150万円の補助がありましたが、運動部への移行後、補助が大幅に縮小。現在は8人の選手の航空券分のみが補助対象となり、合計13万2千円にとどまっています。
台中市政府が90万円を補助したものの、それでも60万円の資金不足が生じていました。しかし、報道後わずか2日間で支援金が集まり、無事に海外出場が実現しました。デホラン小学校の古金益校長は試合後のインタビューで、この優勝は子どもたちの努力だけでなく、地域の皆様、保護者、コーチ陣、行政チーム、そして支援してくれたすべての方々の想いが込められたものだと語りました。『皆さんの支えと応援があったからこそ、子どもたちは世界の舞台に立ち、台湾に栄光をもたらすことができた』と感謝の言葉を述べました。
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